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一時帰国で驚いたこと

インド渡航からほどなくして妹の結婚式で日本に一時帰国しました。
数か月いてもこんなに刺激をくれるインドのことは好きなのですが、一気に適応しようとしすぎて、日本帰国後は逆カルチャーショックのような状態になりました。
まず機内でインド人の英語が聞き取れていないCAさんと隣の席のインド人青年の通訳をし、インドなまりの英語が聞き取れることに衝撃を受けた私。
その青年は飛行機が人生初で、これからアメリカの大学院に行くということで親のような気持ちでエールを送り別れました。

羽田空港に到着した瞬間、インドではいくら払っても食べられないものだらけの看板‥‥!お寿司、そば、海鮮丼‥‥あああなんて素晴らしい美食の国ジャパン‥

声にならない絶叫が含まれた私のインスタグラム画像

実家に帰り、ダイソーでインドでは買えないビニール袋やプラスチックの収納容器を買い込み、家族や友人とほっとする(けれどもインド在住者にとってはある意味非常に刺激的な)数日を過ごしました。
実家に向かう途中の横浜駅のKIOSKで、「こんなにおいしいものをすぐに手に取れて買えるとは何事だ…!」と感激。インドでは基本車に乗って目的をもって出かけないといけないので、「ちょっとふらっと出かける」みたいなことがなかなかできません。
ちょっとふらっと歩ける上にKIOSKでこんなおいしいお菓子をすぐ買えるのか…これは同じ地球なのか‥と思ったりしました。

横浜駅KIOSKを思わずパシャリ

実家に帰り大好きな海岸の近くに行くと、車と車の距離があまりにも空きすぎている…!と衝撃を受け、数か月ぶりに見る海よりもずっと車間距離がものすごくあることに注目しまた激写。インドでこの距離だったら余裕で5台は詰まっているはず…あと横にもびっちり詰まっているはず…
しかも牛も犬も立ちションのおっちゃんもいない…

車間距離がものすごく空いている道路

普通に生活している中でも、電車内や道端でも人の声がすごく小さく聞こえました。
インドだと基本的に色々な音が鳴っているので、会話するときにも大声で話さないと聞こえないことが多く、基本身の回りの音が小さい、ということはあまりありません。特に皆なぜかいつも電話しているので、人混みに行けば行くほど音量は大きめになります。
(インドの識字率は74%ですが、電話している人が多いのは文字より音声でのコミュニケーションの方が慣れているという説もあります。)

インドでは携帯をマナーモードにする必要がなく楽で、日本で鳴ってしまった時はヒヤっとしました。このインドの日常的な音の環境と「子供は宝」とインド人皆が思っていることが相まって、こちらのママさんたちは「日本よりもインドの方がのびのび子育てができる」とおっしゃる人が多いです。

雨の日には、透明な水たまりに感激し水たまりまで撮影。
インドにいると牛や犬の糞はまあ結構あるので、雨の日は茶色い水たまりには絶対に足を入れないように注意しますが、日本の水たまりは透き通っておりここにはいくら足を入れても良いななんて感じていました。

とても綺麗な水たまり

最終日には家族を南インド料理のレストランにご招待。
店の中で鳴り響くボリウッド音楽に合わせてノリノリな私と、私が好きなおすすめのインド料理を注文して並べると少し苦笑いしている家族。慣れないパラタとラッシーを美味しく飲んでくれたのが嬉しかった!
たった数ヶ月でここまで環境に染まってしまったのかと唖然としました。(ちなみに誕生日前日だったので、お店に言ってヒンディー語プレートまで用意してもらいました。とりあえず交渉、が身に付きすぎている‥)

ヒンディー語のお祝いプレート。

そんなこんなで濃い日々を過ごし朝の便で羽田へ。
インドで食べられないものをたらふく食べさせてくれた家族や友人に感謝感謝。
朝7時くらいでしたがもう海鮮なんてしばらく食べられないのだと本能が騒ぎ出し朝から海鮮丼をかきこみました。
日本はどこもきれいだしトイレもきれいだし、空は綺麗だし空気は美味しいし、やはり生まれ育った土地は最高だ…としみじみ。
インドも刺激的で愛すべき国ですが、日本もやはり最高ですね…(語彙力)

世界一綺麗なトイレなのにきれいですか?と聞いてくる羽田空港のトイレ。
超きれいだよおおおおおおお!!

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