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インドで引越し

インドではオーナーの力が強い、突然追い出されることもある…
インドに来る前に色々聞くことがありましたが、ついに我が家にも家賃値上げの通知が。
契約書を見るとなんと年10%の値上げと書いてあり、さすがに払えないということでもう少し小さな部屋に引越すことになりました。

まだ引越し部屋も決めていないのに、オーナー側は我々の返答が遅いから&より高い家賃を払ってくれる人に譲りたいということで(推測)、次々とfuture client(今後私たちの部屋に住むことを検討している人)を紹介してくる状態。
突然「future clientに君たちの部屋を見せたいから、明日部屋に入らせてくれ」と連絡が来てドタバタすることもありました。その1例をご紹介。(他にもあります…笑)

不動産会社「君の部屋のfuture clientが明日来るから、部屋見せてくれる?」
我々「(まだ部屋決まっていないし追い出されたら困るから)NO」
不動産会社「OK、緊急用に鍵持ってるから勝手に入るね✌
こちらの返答に関わらず結局入るなんてなんてこっちゃ…!聞いた意味…!

そんなこんなで、突然強引に土曜朝、すっぴんパジャマで目玉焼きを食べている最中にfuture clientが訪れ、思わず睨んでしまうような朝もありました…

眉間の皺が濃くなっている気がします

相変わらず緊急のお客様が多いインド生活…
日本だと内見時部屋を見るところは大体決まっていますが、前回の部屋でシロアリ被害がひどかったので、天井を見てシロアリ駆除の跡がないかどうかを確認している自分に驚き。

また、古そうなウォーターサーバや機器を見て、これ古いから新しくして!というと「Brand newにするから、no issue」と言ってくれたけど、常に疑いの目で不動産会社の方を睨みつけながら内見。疑い深すぎるほど疑い深くなったものです…

新居からの景色がミャンマー旅行で見た景色に似ていて興奮

部屋を決めたものの、物品の確認や、こちらの要求の交渉に時間がかかり、なかなか契約書を渡してくれず(おそらく管理会社側にとってメリットが大きくないため)、夫が昼も夜も何度も電話して急かし、やっと締結に。インドでは電話で物事が進むことがとても多いので、しっかり英語で分かりやすい表現で主張しないと進むものもなかなか進みません…なかなか契約書締結にまで至らなく、「家無し子になるのではないか…」と心配していたので、どんなことよりも契約締結は嬉しく、2人でハイタッチしました。

インドのビールBIRA

その後、段ボールに詰める作業に。
まわりからはインドの段ボールはものすごく臭い(段ボールの材料が日本と違うため)との忠告を受け、「段ボールの中身も(洋服は特に)段ボールのにおいになる」し、「段ボールを置いていた部屋も段ボールの激クサなにおいになる」と真顔で注意を受けたので、日本からの段ボールを処分してしまった我々は途方に暮れていました…
皆届けられたAmazonの箱も臭すぎてすぐに捨てるんだとか…
幸い、日本から船便が届いたという方がおられ、日本企業の臭くない段ボールをゲットしてなんとかそこに詰められました‥‥
段ボールをゲットするためだけに日本人友人に聞きまくり、嬉しさで涙を流しながら段ボールを夫と運ぶ生活…

なんとかして手に入れた日本の貴重すぎる段ボール

そんなこんなで無事に引越し準備を終え、ほっと一息。
必ずこの日に引越しできるという確証はどこにもないので、必ず指定の日に引越せるようにまた夫からも何度も連絡してもらい、引越し日を待つ日々。
日本食材を「何かあったときのために」と貯めすぎて、結局日本人友人に配りまくることに…皆さん喜んでくれてよかったです。

引越し日当日は、たくさんのインド人スタッフが来て次々と段ボールを車に乗せ、引越し自体は数時間で終了したとのこと。
さすが人の多いインド、すごい…!!✨
段ボールがにおわないことも、物が壊されないことも、普通の引越しがこんなに有難いものなのかと感涙した、良きイベントでした。

何事も柔軟で、時間の考え方が全く違うインド。
だからこそ予定通りに何一ついかないということを常に考えながら動かねばいけないのだ、と改めて肝に銘じました。
なんと2年で3回目の引越し。
くぅーーー!鍛えられるう!!!!

絶賛横断中のお牛さま。最近彼らの横断により時間通りに到着できないこと多々。


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