無職&免疫疾患が、2020年4月に渋谷に行ったら浦島太郎になった
こんにちは、現在進行系で無職&免疫疾患(潰瘍性大腸炎)のエイです。
今回は、4月頃の一時的な自粛解除のときの、こんなお話です。
実はこのとき、思い切って都会に繰り出してみたんです。
驚いたのは、テレビニュースやネットで見える「コロナ事情」と、現実(東京・都会)にある「コロナ認識」とのギャップです。
今回は無職&免疫疾患(ついでに引きこもり)から見た、コロナ世界について書いていきます。
お時間ございましたら、お付き合いください。
謎の「コロナは風邪」集団 in渋谷
渋谷駅を出て、一番最初に驚いたのが、謎の反対デモ集団でした。
「コロナは風邪です」
「政府の嘘に踊らされて、かわいそうに!」
「今こそ、同調圧力に立ち向かう勇気を!」
こんな具合の演説を、プラカードを持った集団が行っていました。
TikTokで、その手の動画がアップロードされているのを、見たことがあります。
まさか本当に存在したとは、驚きです。
本当にマスクをしていないこと、演説の様が鬼気迫っていることなどにも、かなり驚きました。
後から調べてみましたが……政治がらみの集団、ということ以外は、よくわかりませんでした。
とにもかくにも、マスクをしていらっしゃらないので、大回りで、そっと避けていくしかありません。
咳している人、多くない……? in渋谷ほか
すれ違う人。
お店で働く人。
電車に乗り合わせた人。
などなど。
明らかに、「具合が悪そうな咳」をしている人が、多いことにも、びっくりしました。
咳をしている人からは離れるよう、(お医者さんや両親に)言われていたのですが......。
あまりの遭遇率で、どこへ逃げればいいのやら。
しかし、4月は花粉症の季節です。
花粉症の症状で咳をしてしまう方も、少なからずいらっしゃるでしょう。
(私も花粉症持ちなので、くしゃみが出ることがあります)
ただ、手も添えず、マスクもしないままに「げほげほ、おどろっ」と、青い顔で咳をされると、思わずヒヤッとしてしまいます。
流石に身の危険を感じたので、渋谷に行くことは、避けることに決めました。
マスクをしない老若男女 in下北沢
渋谷に行くのはやめましたが、やっぱり外出はしたい。
そんなわけで、友人とかわいいカフェに行ってみたんです。
場所は下北沢、若者の町です。
お店の中で食事、というのは、正直避けたいところであります。
でも、あまりノリの悪いのもよくないか、と思い、マスク絶対着用を決意して、久々に入店してみました。
……入店してしばらくして、どっと後悔が押し寄せてきました。
幸いお店も人数を制限しており、中にいるのはほんの10人程度でした。
しかし、そのうちマスクを着用していたのはたった一組、それも2人だけです。
あとは全員、フォークもグラスも持たずに、大きな口を開けて談笑しています。
テレビで菅首相がおっしゃっていた「食事を口に運んだらマスクをする」というルールを、馬鹿真面目に守っていたのは、私だけでした。
同じ光景は、前に渋谷に行ったときの光景とも重なりました。
一人で食事するから大丈夫だろう、と入った飲食店では、中年の男性、女性がマスクをつけずに、背後でおしゃべりをしつづけていました。
下北沢での私も、このときと同じく、背中に冷や汗をいっぱいに流しながら、一口ごとにマスクをして、また一口食べてマスクをして……ということを繰り返していました。
マスクは自分の飛沫を飛ばさないようにするものであって、外からの感染から身を守る力は、あまりありません。
私の行いは、店にいた他のマスクをしない人たちのためにされた、焼け石に水の配慮にすぎないのです。
予想以上に「マスクをしないのが当たり前」の世界が、そこにはありました。
考えてみたら、小学生や幼稚園児くらいのちびっこともなると、風邪っぽい咳をしながらも、マスク無しで元気に走り回ってたりしますし。
私がテレビやネットの影響で行っていたコロナ対策は、世間と比べると、「行き過ぎたもの」になってしまうようです。
どうやら自主的自粛は続くらしい(悟り)
もし私が自己免疫疾患もなく、心身ともに健康状態で、一人暮らしのOLさんであれば、「それなら世間に合わせるか……」とマスクを外したかもしれません。
しかし、私には潰瘍性大腸炎という自己免疫疾患があります。
病気が悪化したときには、免疫抑制剤を使う病気です。
免疫「で」戦うコロナは、私に撮って、大敵なのです。
加えて前回の退職による、適応障害及び軽いPTSD、持ち前のPMSやら情緒不安定、グレーゾーンなどなどの症状緩和のため、向精神薬を使っています。
健常者すら鬱状態に叩き落とす、変異株のコロナウイルスにかかったら.......ダブルパンチです。
なにより、私は職を持たない実家暮らしの身です。
家族がコロナに感染すれば、私は心身ともに大ピンチに突き落とされます。
マスクをしたところで、私自身の飛沫を抑えることしかできません。
(周囲の見知らぬ人を、私経由の感染から、守ることしかできないのです)
周囲がマスクをしないのなら、私は感染し放題です。
マスクは、自分を守ってはくれませんから。
そんなわけで、自主的自粛は、もっと続きそうです。
ワクチン接種の2回目が終わるまでは、せいぜい地元周辺を散歩するか、遠い閑散とした土地に、車で連れて行ってもらえる機会を待つしかありません。
もちろん、外で仕事、なんてもってのほかでしょう。
(自宅でできるクラウドソーシングは、収入が低い上に、怪しい案件が多く、薬の量が増えるばかりだったので断念しました\(^o^)/)
まとめ:7年後の私を夢見て
「俺らに息苦しいマスクをしろってのか? お前一人のために? やってらんないね!」
そんな声が聞こえてきそうです。
もし私がこの記事を読む側だったら、そう思います。
だからというわけじゃありませんが、私はそんなこと、言いません。
マスクをしましょうとか、食事の間はマスクをしてくれ、なんて、言いません。
私だって、そんなにできた人間じゃないし、モラルだって完璧にあるわけじゃありません。
電車の優先席近くで、スマホをいじったことはありますし。
図書館で、鼻歌を歌ったこともあります。
静かなカフェで、大声で笑い声を上げたのも、一度や二度のことじゃありません。
他人にどうこう言える立場じゃないでしょう。
(ご迷惑をかけた方々には、非常に申し訳なく思いますが……)
ただただ、今は、コロナが収束すると言われる、7年後を夢見るのみです。
その頃には、私もいい加減いい年になっていることでしょう。
もしかすると、結局その年まで仕事はできていないかもしれません。
仕事を見つけて出来ていれば、儲けものです。
それくらい、ちょっと諦めがちに、だけど希望は捨てずに、生きることだけを、考えることにします。
もし私と同じように免疫疾患をお持ちの方、仕事を失った、持っていないという方、学校に行けない方。
大丈夫です、そんな人間が、ここにもいます。
今仕事や学校で辛い状況の方、追い詰められている方。
7年後のことだけ、考えてください。
7年後を、ともに生きましょう。
そして、今仕事や学校が順風満帆の方。
あなたがたは、私達にとって、未来への希望です。
だから、折れたり壊れたりしないように、無理だけはしないでください。
あなたは7年後、何をしたいですか?
エイでした。
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