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大鏡に映る顔は今日も自信に満ち溢れている。 髭をあたりながら今日行うことを予定組みする。 てきぱき物事をこなす事が私は好きだ。 周囲の人間にもそれを要求する。私の周囲も同じスピードで回転しなければ私のこのパフォーマンスが無駄になるからだ。 私は軽やかに舞うように生きてきて成功した。こういう生き方に皆が憧れ皆がそれを果たせず一生を終えるのだ。 鏡を通してキッチンのデジタル時計を見たら19:30を指していた。 おや故障か。時計が時間を間違えてどうする。舌打ちしなが