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幻のコーヒー インドネシア産 コピ・ルアク

コピ・ルアクとは?

 世界で最も稀少で、最も高級なコーヒーとして知られる有名なインドネシア産コーヒーです。コピ・ルアクは野生のジャコウネコから採られる未消化のコーヒー豆でジャコウネコの体内の消化酵素や腸内細菌により生まれる独特の風味が特徴です。現在では折の中で飼ったジャコウネコを使ったり、化学合成した酵素を使うものもありますが、本物のコピ・ルアクは私達が販売しているもののように現在でも手間をかけ野生のジャコウネコにコーヒー豆を食べさせて作ります。インドネシア語で「コピ」はコーヒー、「ルアク」はジャコウネコを意味します。大量生産できない天然品のためデパートなどでは安定供給が出来ず殆ど扱っていません。またネット販売でも本物の逸品は入荷するとすぐに売り切れ状態に。

 世界中で需要があっても供給が追いつかないために高値となり、本物のコピ・ルアクは国内高級喫茶店で1杯8000円の値段も見られ、豆1キロは約6万円の値がつきます。このような高価で特異なコーヒー豆のため様々な映画作品でも扱われる事になりました。2006年公開の映画「かもめ食堂」や2008年公開の映画「最高の人生の見つけ方」にも登場し、人生を彩る逸品コーヒーとして扱われています。

コピ・ルアク誕生の歴史

 コピ・ルアクのオリジナルの原産地はインドネシアです。これはインドネシアが歩んできた歴史に深い関係があります。インドネシアは1609年から1949年までの約340年間もの長い間、オランダに植民地化されていました。この植民地時代の18世紀ごろ、オランダがインドネシアにコーヒーの木を持ち込んだのです。インドネシア人の安い労働力を使う事ができ、栽培条件の難しいコーヒーの木を栽培できる環境(赤道を挟んで南北25度の「コーヒーベルト」地帯)にインドネシアは位置していたから、というのがコーヒーが持ち込まれた理由です。

 この植民地時代のインドネシア人の生活環境は非常に過酷でした。

多くの農地が強制的にコーヒー栽培に切り替えさせられたため、食品が不足し、多数の餓死者が出ました。この当時のインドネシア人の平均寿命は35歳までに低下したそうです。彼らはオランダ人がコーヒーを楽しむために、自分達が楽しむことができないコーヒーを黙々と栽培する奴隷労働を強いられるだけでした。そんな状況のインドネシア人がコーヒーを楽しめる権利がある訳もありません。ところが、ある時、インドネシアの労働者たちがコーヒーの木がある山を歩いていると、そこにジャコウネコの糞を見つけました。そして、その糞の中にはコーヒーの種がそのままの形で残っていたのです。このコーヒーの種が混ざった糞をみて、彼らは糞からコーヒーの種を拾い、きれいに洗い焙煎してコーヒーを作りました。すると、どうしたことでしょう。なんとも言えぬ素晴らしいアロマを持ったコーヒーが出来あったのです。これがコピ・ルアク誕生の瞬間です。神様は時に粋なはからいをするものです。虐げられていたインドネシア人が支配者のオランダ人が飲んでいたコーヒーよりも美味しいコーヒーを飲んだのです。


コピ・ルアクのおいしい飲み方

 高品質なコピ・ルアクはアラビカ種のコーヒー豆と言われています。このコピ・ルアク豆は

○細挽きでは苦味が強くなります
○粗挽きでは酸味と甘みが強くなります

特定の好みがない場合には中挽きをお勧めします。また挽きすぎて苦味が強くなった場合には砂糖やミルクを加えてお召し上がり下さい。

2大ブランドのマンデリンとガヨ

 一般的にはマンデリンは甘みが強め、ガヨは味が濃く酸味も強めと言われますが、どちらも人気のコピ・ルアク・ブランドです。
  私達はインドネシア現地で本物のコピ・ルアクを生産する業者からの直接買い付けで、高品質で安価なコピ・ルアクを日本の皆様にお届けする事に成功しました。ぜひ、あなたも一度、この本場のコピ・ルアクをお試し下さい。

コピ・ルアク・マンデリン

 コピ・ルアクで本場のインドネシアの中でも有名なスマトラ島北スマトラ州マンデリン産です。当店で販売中のマンデリン豆が栽培されたのはUngkup SambulとBener Meriahの畑です。この高級アラビカ種のコピ・ルアクはコーヒー豆に特有の周辺にある果物などの味や香りの転化が起こっており、近くのカカオの木の影響でチョコレート風味の後味がする非常にめずらしいものです。 このようなチョコレート風味のコピ・ルアクは欧米では隠れた人気を誇っており、少量のみ個別生産の農家だけができる特別なコピ・ルアクです。深く濃い味わいで、コピ・ルアクの常連ファンの方にも一度は飲んで頂きたい逸品です。


コピ・ルアク・ガヨ

 当店で販売中のガヨ豆はコピ・ルアクで本場のインドネシアの中でも有名なスマトラ島タケンゴン・アチェ州ガヨ高原産です。この高級アラビカ・ガヨ種のコピ・ルアクは 2010年10月インドネシア、バリ島で開催された国際コーヒー科学会議の国際コーヒーコンペでも優勝したNo.1コピ・ルアクです。深く複雑な味わいが評価されたもので、中程度のなめらかさとフルーティな香りの後味を併せ持つベスト・セラーのコピ・ルアクです。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。


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