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イスラムが出てくる映画 ※随時追記中

今まで観たことのあるイスラム関連の映画(日本語字幕付)です。コツコツと更新していきますので、たまに覗いてみてください。
みなさまのイスラム文化理解へお役に立てれば、というのは建前で、実際は私の備忘録です。


あ行

アリの結婚(原題:Ali's Wedding) 2018年
製作国:オーストラリア
言語:英語、アラビア語、ペルシャ語
監督:ジェフリー・ウォーカー
脚本:アンドリュー・ナイト、オサマ・サミ
音楽:ナイジェル・ウェストレイク
鑑賞回数:配信1
オーストラリアの移民ムスリムの恋愛話。イスラム映画の定番、親の無理強い結婚で揉める。

アルゴ(原題:Argo) 2012年
製作国:アメリカ
言語:英語
監督:ベン・アフレック
脚本:クリス・テリオ
音楽:アレクサンドル・デスプラ
鑑賞回数:劇場1
在イランアメリカ大使館人質事件が題材。アメリカ人の自国第一主義にはヘドが出る。

アルターフ 復讐の名のもとに(原題:Mission Kashimir) 2000年
製作国:インド
言語:ヒンディー語
監督:ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー
脚本:ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー
音楽:シャンカル=イフサーン=ロイ
鑑賞回数:DVD1
原題の通りカシミールとテロリストです。

イラク 狼の谷(原題:Kurtlar Vadisi Irak) 2006年
製作国:トルコ
言語:トルコ語、英語、クルド語、アラビア語
監督:セルダル・アカル
脚本:ラージ・シャシュマズ、ハバドゥル・オズデネル
音楽:ギョカン・クルダル
鑑賞回数:レンタル1
反米トルコ映画。鬼畜米兵vsトルコ人。映画で描かれている米軍人の行為は最低だ。結婚式を銃撃、捕虜への虐待、虐殺、臓器の密売。そしてこれらの行為は、実話を元に描かれている。

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(原題:Indiana Jones and the Last Crusade) 1989年
製作国:アメリカ
言語:英語、ドイツ語
監督・スティーブン・スピルバーグ
脚本:ジェフリー・ボーム
音楽:ジョン・ウィリアムス
鑑賞回数:地上波1、配信1
キリストの聖杯を巡るアドベンチャー。敵はナチス。モブ・キャラはドイツ人とトルコ人で、よく殺される。現在のトルコにあったハタイ国が、物語終盤の舞台。ヨルダンのペトラ遺跡でのロケも行われた。この映画のショーン・コネリーが好き。ヒロイン役の女優は後年『RRR』に出演。

イン・ディス・ワールド(原題:In This World) 2002年
製作国:イギリス
言語:パシュトゥー語、ウルドゥー語、英語、ペルシャ語、トルコ語、イタリア語
監督:マイケル・ウィンターボトム
脚本:トニー・グリソーニ
音楽:ダリオ・マリアネッリ
鑑賞回数:DVD1
アフガニスタンからパキスタンに逃れた難民が、未来を求めロンドンへ。

ヴィクラムとヴェーダ ヒンディー版(原題:Vikram Vedha) 2022年
製作国:インド
言語:ヒンディー語
監督:プシュカル&ガーヤトリ
脚本:プシュカル&ガーヤトリ
音楽:サム・C・S
鑑賞回数:配信1
敵役のヴェーダがイスラム系マフィア。劇中に出て来るパキスタン料理のニハリが美味そう。食べたくなる。

オフサイド・ガールズ(英題:Offside) 2006年
製作国:イラン
言語:ペルシャ語
監督:ジャファール・パナヒ
脚本:ジャファール・パナヒ、ジャドメヘル・ジャスティン
鑑賞回数:レンタル1
劇中にも出てくるが、なんで女はスポーツ観戦しちゃいけないの?
イスラムの教えを曲解し、女性に対して過保護になり過ぎて、女性の権利を奪っている。いろいろ考えさせられる映画だが、すっごい面白いわけではない。

オリエント急行殺人事件(原題:Murder on the Orient Express) 2017年
製作国:アメリカ
言語:英語、フランス語、ドイツ語
監督:ケネス・ブラナー
脚本:マイケル・グリーン
音楽:パトリック・ドイル
鑑賞回数:配信1
子供の頃にNHKでみたポワロと全然違う。私の知っているポワロは、あんなに感情的に声を荒らげない。

か行

神に誓って(原題:Khuda Kay Liye) 2007年
製作国:パキスタン
言語:ウルドゥー語、英語
監督:ショエーブ・マンスール
脚本:ショエーブ・マンスール
音楽:Rohail Hyatt
鑑賞回数:劇場1
音楽デュオの兄弟、兄は米国留学で迫害、弟は過激派思想にハマる。英国に暮らす父の弟の娘は、アフガニスタンで強制結婚させられる。

ガリーボーイ(原題:Gully Boy) 2019年
製作国:インド
言語:ヒンディー語
監督:ゾーヤー・アクタル
脚本:リテーシュ・シドワーニー、ゾーヤー・アクタル、ファルハーン・アクタル
音楽:カルシュ・ケール
鑑賞回数:Blu-ray1
アーリラー・バット演ずるヒロインがムスリム。なかなかエキセントリックな女性です。

ガンジー(原題:Gandhi) 1982年
製作国:イギリス、インド、アメリカ
言語:英語、ヒンディー語
監督:リチャード・アッテンボロー
脚本:ジョン・ブライリー
音楽:ラヴィ・シャンカール、ジョージ・フェントン
鑑賞回数:DVD2
ヒンドゥーもムスリムも、共に手と手を取り合って一つの国として独立を果たしたかったガンジーだが、その夢は叶わず。

ゴースト・トロピック(原題:Ghost Tropic) 2019年
製作国:ベルギー
言語:フランス語
監督:バス・ドゥヴォス
脚本:バス・ドゥヴォス
音楽:ブレヒト・アミール
鑑賞回数:劇場1
地下鉄を乗り過ごしたムスリムの女性が、夜中、自宅まで徒歩で帰る。冗長な映像が続き、眠気を誘う。寝た。

ゴルゴ13 1973年
製作国:日本、イラン
言語:日本語
監督:佐藤純弥
脚本:さいとう・たかを、K・元美津
音楽:木下忠司
鑑賞回数:レンタル1
宗教革命前のイランが舞台。イラン人キャストは全て日本語吹き替えのたま「びっ〇のおアニいさん」なんて粋な言葉遣いと見た目の違和感がすごい。

さ行

サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者(原題:Sye Raa Narasimha Reddy) 2019年
製作国:インド
言語:テルグ語
監督:スレンダー・レディ
脚本:スレンダー・レディ
音楽:アミット・トリヴェディ(曲)、ジュリアス・パッキアム(劇伴)
鑑賞回数:劇場1
英国支配に立ち向かうインドの話。チランジーヴィ演じる主役サイラーの藩主国は、イスラムの国とも仲が良い。目を覆いたくなるような残酷描写もあるが、最後は泣ける。

ザ・メッセージ 砂漠の旋風(原題:The Message) 1976年
製作国:レバノン、リビア、クウェート、モロッコ、アメリカ
言語:英語
監督:ムスタファ・アッカド
脚本:H・A・L・クレイグ
音楽・モーリス・ジャール
鑑賞回数:レンタル1
イスラム教成立過程を描く史劇。主演のアンソニー・クインはメキシコ系の人だが、劇中は中東の人にしか見えない。フェリーニの『道』に出てたときにはイタリア人にしか見えない。すごい役者だ。

ザ・レイド(原題:The Raid  Redemption) 2011年
製作国:インドネシア
言語:インドネシア語
監督:ギャレス・エヴァンス
脚本:ギャレス・エヴァンス
音楽:マイク・シノダ、ジョセフ・トラパニーズ
鑑賞回数:レンタル1
冒頭、主人公の礼拝から始まる。これ以外、イスラム要素は全くなく、ただただ面白いアクション映画。シラットすげー。

シークレット・スーパースター(原題:Secret Superstar) 2017年
製作国:インド
言語:ヒンディー語
監督:アドヴェイト・チャンダン
脚本:アドヴェイト・チャンダン、リファト・カンダカル
音楽:アミット・トリヴェディ
鑑賞回数:Blu-ray1
歌手を夢見る少女、親バレ防止のため、ブルカを被って動画投稿をする。インドの女性蔑視問題を深く考える映画。製作のアーミル・カーンは、自身もムスリムであることが影響してか、常にマイノリティに寄り添った映画を作る。

葬送のカーネーション(原題:Bir Tutam Karanfil) 2022年
製作国:トルコ、ベルギー
言語:トルコ語、アラビア語
監督:ベキル・ビュルビュル
脚本:ビュシュラ・ビュルビュル、ベキル・ビュルビュル
鑑賞回数:劇場1
トルコに逃れた難民の話。美しい構図で綴る映像物語。

ソング・オブ・ラホール(原題:Song of Lahore) 2015年
製作国:アメリカ
言語:英語、ウルドゥー語
監督:シャルミーン・オベイド=チノイ
音楽:サッチャル・ジャズ・アンサンブル、ウィントン・マルサリス
鑑賞回数:レンタル1
イスラム原理主義の台頭で活躍の場が少なくなったパキスタンのスタジオ・ミュージシャンが結成したジャズ・バンド。ネットで火が付きアメリカ公演。タブラとバンスリのジャズへの順応っぷりが凄い。

た行

タイガー 伝説のスパイ(原題:Ek Tha Tiger) 2012年
製作国:インド
言語:ヒンディー語
監督:カビール・カーン
脚本:カビール・カーン
音楽:サジード=ワジド、ソーヘル・セン、ジュリアス・パッキアム
鑑賞回数:劇場1、DVD1
優秀なインドのスパイが恋に落ちた相手はパキスタンのスパイ!

ダンガル きっと、つよくなる(原題:Dangal) 2016年
製作国:インド
言語:ヒンディー語(ハリヤーンウィー語)
監督:ニテーシュ・ティワーリー
脚本:ニテーシュ・ティワーリー、他
音楽:プリータム・チャクラボルティー
鑑賞回数:レンタル1、Blu-ray1
近所に住む肉屋がムスリム。インド映画に出てくる精肉店/精肉業者はイスラム系であることが多い。

ドラえもん のび太のドラビアンナイト 1991年
製作国:日本
言語:日本語
監督:楠部大吉郎
脚本:藤子・F・不二雄
音楽:菊池俊輔
鑑賞回数:劇場1 配信1
ドラえもん一行が、イスラム朝時代のバグダット周辺で活躍します。

ドラゴン・ガール(原題:Yasmine) 2014年
製作国:ブルネイ
言語:マレー語
監督:シチ・カマルディン
脚本:サルマン・アリスト
音楽:Aghi Narottama
鑑賞回数:レンタル1
ブルネイ初の長編映画。ブルネイに関しての知識が皆無だったが、ムスリム・ネームが多かったり、街中にモスクがあったりと発見がいっぱい。

な行

は行

ハーミド カシミールの少年(原題:Hamid) 2018年
製作国:インド
言語:ウルドゥー語、ヒンディー語
監督:アイジャズ・カーン
脚本:Ravinder Randhawa、Sumit Saxena
音楽:Andrew T. Mackay
鑑賞回数:劇場1
なんとなーくだけど、カシミール問題がわかる映画。とはいえ、なんだかんだ制作国の視点で作られているので、鵜呑みは危険。

パキスタン・ゾンビ(原題:Zibahkhana) 2007年
製作国:パキスタン
言語:ウルドゥー語
監督:オマー・カーン
脚本:オマー・カーン、ピート・トムブス
音楽:Stephen Thrower
鑑賞回数:DVD1
B級ホラーとパキスタンが好きなら、観ていられる。

バジュランギおじさんと、小さな迷子(原題:Bajrangi Bhaijaan) 2015年
製作国:インド
言語:ヒンディー語、ウルドゥー語
監督:カビール・カーン
脚本:カビール・カーン他
音楽:プリータム
鑑賞回数:レンタル1
口のきけないパキスタンの女の子がインドで迷子になり、サルマン演ずる主人公でヒンドゥーのバジュランギおじさんが、親元へ送り届ける。宗教の違い、過去の憎しみを乗り越えて、インドとパキスタンには仲良くなって欲しいと切に願う。

火の道(原題:Agneepath) 2012年
製作国:インド
言語:ヒンディー語
監督:カラン・マロートラー
脚本:カラン・マロートラー(リメイクにつき、原典あり)
音楽:アジャイ=アトゥル
鑑賞回数:劇場1
主人公がイスラム系マフィア。ボス役のリシ・カプールがかっこいい。

ま行

や行

ら行

ライース(原題:Raees) 2016年
製作国:インド
言語:ヒンディー語
監督:ラーフル・ドーラキヤー
脚本:ラーフル・ドーラキヤー、他
鑑賞回数:配信1
主人公はイスラム系マフィア。シャー・ルク・カーンの演技が地味。

ラインゴールド(原題:Rheingold)2022年
製作国:ドイツ、オランダ、モロッコ、メキシコ
言語:ドイツ語、クルド語、アラビア語、フランス語、オランダ語、トルコ語、英語
監督:ファティ・アキン
脚本:ファティ・アキン
音楽:ジワ・ハジャビ/カター
鑑賞回数:劇場1
想像以上に滾る映画。ヨーロピアン・イスラム・マフィアの会合を観たあとは、必ず「サラーム」と言いたくなる。

ラガーン(原題:Lagaan) 2001年
製作国:インド
言語:ヒンディー語(ボージプリー語)
監督:アシュトーシュ・ゴーワリケール
脚本:アシュトーシュ・ゴーワリケール
音楽:A.R. ラフマーン
鑑賞回数:DVD2 配信1
植民地時代のインドで、年貢をかけてインド農村vsイギリスのクリケット対決。主人公の村は、ヒンディーとムスリムが一緒に暮らす。

レイダース/失われたアーク《聖柩》(原題:Raiders of the Lost Ark) 1981年
製作国:アメリカ
言語:英語
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:ローレンス・カスダン
音楽:ジョン・ウィリアムス
鑑賞回数:地上波1 配信1
エジプトのカイロで、ナチスとインディが聖柩(旧約聖書に出てくる契約の箱)の争奪戦を繰り広げる。モブ・キャラはドイツ人とアラブ人。もう死語かも知れないが、宝探しは男のロマン。幼き日にこれを見ていた私は幸せだ。

レッド・マウンテン(原題:LOC Kargil) 2003年
製作国:インド
言語:ヒンディー語
監督:JP・ダッタ
脚本:JP・ダッタ
音楽:アディーシュ・シュリーヴァースタヴァ
鑑賞回数:DVD1
原題のライン・オブ・コントロールはインドとパキスタンの停戦ライン、カシミールです。日本版DVDは122分だが、インド公開版は247分あるらしい。

わ行


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