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生まれたところを遠く離れて

生まれたところを遠く離れて、
はじめてわかることがある。

地元を離れて暮らせば、
地元の良さも悪さも理解できる
のである。

祖国を離れて暮らせば、
祖国の良さも悪さも理解できる
のである。

両親やご先祖の生き方や
価値観から、離れたことをすれば、
家系に流れる価値観、家風の良さも悪さも理解できるのである。

しかし、生まれたところを
遠く離れすぎ、自らの原点を
見失うと、失速するのである。

失速して落下するのである。

そのような時は、
地べたに這いつくばって、
また、生まれたところに
戻るのである。

そうやって、生まれたところの中に、
感謝すべき大事なことを発見する
のである。

だから、生まれたところに、
ただとどまっていては、
自らの故郷の本当の良さには、
気づくことができないわけである。

自らの原点とは、
なぜ今の時代に、なぜここ日本に、
この家系に生を授かったのか?
ということである。

生まれたところを離れたり戻ったり。
そのような生き方をして、
自らの原点、使命、役割に気づいて
ゆくのである。

自分が、生まれた意味を学ぶこと。

これを、人生の目的の一つとするならば、このような一見無駄に見える
プロセスを踏むことも、
仕方がなかったわけである。


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