気付いたら、社内ベンチャー(?)に参加していたお話
こんにちは!
気づけば、今年も残り1ヶ月を切ってしまいました。
今回は、新卒入社した会社で経験させていただいたことについてお話しします。
※この記事は、社内ベンチャーとは何かをお伝えするものではありません。あくまで、わたしの経験について社内ベンチャーという単語を借りてまとめたものです。
いきさつ
大手スーパーマーケットに新卒入社したわたし。配属されたセクションは、第一希望が叶って都内A店の青果部です。
兼ねてから、A店独自のプライベートブランドを作り、食品を販売したいという話があったそう。
スーパーマーケットのブランドではなく、A店独自の、というところがポイントです。
そこに、管理栄養士の資格を持つわたしが入ってきました。
青果部に管理栄養士が配属されるのは初めてだそう。それもあってか、早くから本部の社員さんにも存在を認知してもらえました。
上司と意気投合し、まずはジューススタンドのブランドを作ってみたいと提案くださり、それを部長へ報告。
この時点では、「レシピ開発担当がわたし、宣伝・デザイン担当が上司のTさん、A店のジューススタンドをブランド化する」ということしか決まっていませんでした。
すると、その日のうちにGOサインをいただき(!)企画がスタートしたのです。
経験できてよかったポイント
低いリスクで面白い経験ができる
すでに基盤ができている会社という大きな土台の上で自由に動けるので、安心感が大きいです。
まとまった金額が必要な取り組みでも、兼ねてからお世話になっている取引先さんに協力いただいたりと、スムーズに進めることができました。
もちろん、かかった費用は経費として精算するので、自分の給与は変わりません。
創造性を活かせる
スーパーマーケットゆえ、単調になりがちな品出し・加工が主な仕事です。そこに開発業務が加わり、「自分で何かを創る」時間をもらえたことが大きかった。めりはりをつけて仕事ができました。リスク少ないからこそ、挑戦的な提案もできました。
人脈が広がる
新入社員だと店舗作業が主になるため、関わる人も限られています。
わたしは開発を通して他部門の栄養士の方や取引先の方、材料として使う蜂蜜を販売している専門の方など、人との関わりを広げることができました。
注意するべきポイント
熱意の不足
特にわたしの会社は、勢いが全てみたいな社風があるため尚更だったのかもしれませんが、、
今回はまったく初めて扱う領域の企画だったため、飲料を店舗で販売するために必要なステップも未知。
保健所への電話から始まり、疑問点は人に聞き、を繰り返しました。
また、メンバーは他にも仕事を抱えているため、その都度スケジュールを調整する必要があります。
そのうちに始めの勢いや熱意も薄れていき、個人の負うリスクが少ないこともあり、活発な議論は減っていきました。
空中分解
あと数歩で発売できるところで、わたしが転職するタイミングと重なり、なんと企画はストップすることになってしまいました。
理由は、レシピ開発者がいなくなることで発売後なの問題に対処しきれない可能性があることや、次のレシピ開発者がすぐに見つかるとは限らないこと。
わたしが1人抜けることでストップしてしまうような企画だと思っていなかったため、覚悟不足だったと今になって実感しています。
それでも上司は、いい機会だった、とかやりたいことをやれ、と言ってくれました。
今まで、わたしの会社の売りは「やりたいことができる」ことだったようですが、
その大きな実例は初めてだったよう。
機会に恵まれたことを改めて実感しました。
まとめ
管理栄養士の開発職はとても人気が高く狭き門ですが、思いがけずスーパーマーケットという土壌で、一年目からこんな経験をさせてくれた会社や上司には感謝してもしきれません。
寝る間を惜しんで試作を繰り返していた頃が懐かしい...💭
そして、
何が起こるかは起こってみないとわからないから、
全部は、まず一歩踏み出すことから始まるということを教えてくれた大切な経験になりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
何か少しでも、参考になることがあれば良いのですが…
寒さが本格的になってきましたね。
ご自愛ください🤲🏻
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