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【音楽感想】アポストルスの文明観測
(いつもの: この記事は個人の感覚・感想で公式なものではありません)
M3-2020秋での「お月さま交響曲」の新譜の紹介です。見出し画像は私が買ったものです。
「お月さま交響曲」とは
大宮水那瀬さんが主宰し、詞を複数のボーカルと作曲者とで音楽にしているサークルです。ジャンルはいわゆる物語音楽で、曲調は賛美歌的です。
最近は女性ボーカルのものが多いですが、かつては男性ボーカルの曲も作っていたりしました。
物語としての内容はハッピーなものとバッドなものが半々だったり……各アルバムでつながりがあるものもありますが、特に「カトレア」にまつわるものは……。
http://moon-symphony.site/
「アポストルスの観測者」はどんなアルバム?
今回も賛美歌的な曲調です。ボーカルにケィニさんや西風Sさん、作曲に
342さん、レマノルドさんがいて、ここらへんもいつものレギュラーメンバー的な感じがします。ほかの方もいらっしゃいます。
また今回はLAUTさんこと夏菜みほさんがイラストを担当し、CDとセットで夏菜みほさんがCDのストーリーを描いた漫画がついてきます。
https://twitter.com/LAUT_natsu_is
感想
1. アポストルスの文明観測
お月さま交響曲らしい壮大なコーラスから始まりますが、全体的には「聖遺物に宿る記憶」などどこか寂しげな雰囲気を含む……気がします。付属の漫画を読めばそういう印象もありますが、純粋に曲と歌詞だけ視聴していると、壮大な序奏という感じがします。
アポストルスは「使者」とかそういう意味のようですね。
2. アリシア・エルウッドの回顧録
荘厳な1曲目と変わって、可憐だけど少し大人しめの曲です。回顧録、という単語のとおり「私」の物語であり、「私」は誰かと出会い、決意し、そして何かと「さようなら」をして、生きていく、フェリシアで。
おまけの漫画を読んでもそこまで「私」に関しては情報が多くないです。だいたいは曲からイメージするしかないのですが……こういった儚い恋物語がお月さま交響曲では映えるなあと思います。
漫画は音楽より先に書かれたようなので、だいたい漫画での情報の出し方が音楽の方に出ているのかもしれません。
漫画では、とにかく目から入る情報を大事にしました。風景や情景は特に。主人公と一緒にその場面を歩いている気分になっていただけたらうれしいです。
— LAUT (@LAUT_natsu_is) October 28, 2020
漫画が先に(?)完成して、今思えば、私は楽曲の方の情報は一切なかった中で描いていましたね(笑)大宮さんの狙いだったかもしれないです。
造語とか暗号にはからきしなので3曲目については話しませんが、コラールみたいで良いです。PVには入ってませんね。アカペラのコラールが好きな方は是非買って聴いてください。
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