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東京進出を阻むものとは

今でこそ大阪の芸人さんが東京に来るのは当たり前になっている。
僕らはこの春で東京に来て丸4年。その頃は大阪から東京に行くというのは難しかった。その理由は様々である。

その芸人の事を考えてというのも勿論ある。【大阪でもっと実力をつけてから】であったり【大阪で結果出してから東京でもう一回結果を出す】というものだ。

この後者の方は俗にいう黄金パターンだ。ダウンタウンさんの頃からその風潮があったんだと思う。
それらの理由を含め芸人自体も大阪で結果出てないでしょと言われると何も言えなかった。それでもどうしても行きたいという人は事務所を他の事務所に変えて東京進出をしている。
それはそれで個々の考えだからいい。

そんな時に僕らも東京へ行きたいという思いがあった。しかし大阪で結果出してないし実力もあるわけでもない。それに吉本も好きだから他の事務所に行くという考えもない。
これは他の事務所に行った方々を否定してるわけではない。

ただ大阪育ちなので小さい頃は当たり前に吉本新喜劇を見てたし芸人といえば吉本というイメージを子供の頃から抱いていたのでその考えはないという事だ。

ただ僕個人的には劇場のランキングで一軍になれたら東京行くという事を密かに決めていた。そして偶然が重なり6年目の冬にたまたまチャンスを掴み劇場で一軍になれた!

これは相当嬉しかった。

一軍になったことないのが凄くコンプレックスだったからだ。一軍になったらジャケットをもらえる。煌ジャケットとというやつだ。
僕はそれが嬉しすぎて通常漫才する時だけ一軍の人が着るのだが僕はラジオでも着て遂にはプライベートでも着ていた。

それくらい一軍になれたのが嬉しかったのだ。

何はともあれこれで東京へ行くピースが揃った。
ここで頭の中に少しの引っ掛かりを感じた人のいるだろう。ピース?と。
僕のことを知ってる方は分かると思うが、そうだピースと言いたかったのだ。

スラスラ読みたい人にとって申し訳ない文章になった。陳謝。
この陳謝と謝るのをギャグとして使っていた芸人がいたが今は思い出せない。

話を戻すと晴れて一軍になれたのだ。だからもう東京に行きたいと言ってみよう。となり言いに行った。上層部の方も来てくださり話し合いの場を設けてくれた。
しかし結果、僕らは東京行きを止められたのであった、、、


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