インディアンムービーウィーク2020リターンズ@シネ・リーブル梅田 上映作品を紹介します
2月5日(金)より、インディアンムービーウィーク2020リターンズ@シネ・リーブル梅田が始まります。近畿圏初上映『ムンナー・マイケル』も登場しますよ! 感染症拡大の影響で、上映作品5作品のみのコンパクトな開催になってしまいましたが、すべての作品をおススメしたいIMW自信のラインナップです(すべて、日本語字幕付きで上映します)。
ジガルタンダ(原題:Jigarthanda)
抱腹絶倒のギャング・ミュージカル
[作品紹介]
映画監督を目指すカールティクは、映画監督コンテスト番組に出場する。セミ・ファイナルで選外になりかけたが、審査員を務めたプロデューサーから長編映画の製作を持ちかけられる。提示された条件は、壮絶なギャングの抗争をテーマにした映画をつくることだった。カールティクは命の危険も顧みず、南インドのマドゥライで悪名を轟かせる凶悪なギャングのボス、セードゥに関してリサーチを始める。タミル語映画界の若き鬼才、カールティク・スッバラージ監督(ペーッタ)の出世作である本作は、秀逸な音楽にのせた「ギャングスター・ミュージカル」。原題は「心を冷やす」という意味を持つ、マドゥライ名物のアイスクリーム・シェイクの名前。
〈ジガルタンダ おススメのポイント〉
・映画監督コンテスト番組出身の鬼才、カールティク・スッバラージの出世作。
・サントーシュ・ナーラーヤナンによる、西洋音楽をインド楽器をバランスよく使い分けた音楽。
・伏線が次々回収されていく練り上げられたストーリー。
・凶悪なギャングを演じるボビー・シンハーの演技。
[作品情報]
監督:カールティク・スッバラージ(ペーッタ)
出演:シッダールト(バードシャー テルグの皇帝)、ボビー・シンハー(キケンな誘拐)、カルナーカラン(キケンな誘拐)、ナーサル(バーフバリ)/ 特別出演:ヴィジャイ・セードゥパティ('96、キケンな誘拐)
音楽:サントーシュ・ナーラーヤナン(キケンな誘拐、僕の名はパリエルム・ペルマール)
ジャンル:ドラマ、コメディ/ ダンスあり
171分/2014年/タミル語
初回上映:IMW2020リターンズ
ジッラ 修羅のシマ(原題:Jilla)
仁義と正義の間に揺らぐ、首領の右腕ジッラ
[作品紹介]
マドゥライを支配するギャングの首領シヴァンに育てられ、その右腕として地域を仕切るシャクティのあだ名はジッラ(シマ、縄張り)。ある時シヴァンは、着任した警視総監から犯罪集団の取り締まり強化を宣言される。危機感を感じたシヴァンは、嫌がるシャクティを介入抑止のため警察官にさせる。だがそれは、親子断絶の始まりだった。タミル語映画界の人気俳優、ヴィジャイ(ビギル 勝利のホイッスル)と、〝完璧俳優〟と称されるマラヤーラム語映画界の大スター、モーハンラール(ザ・デュオ)が共演。ギャングものでありながら、コメディ満載、ダンスもあり、家族のドラマにほろりとする。京都などで撮影されたソングシーンが含まれる。
〈ジッラ 修羅のシマ おススメのポイント〉
・モーハンラール、ヴィジャイという南インドの人気俳優が共演する極道ファミリードラマ。
・日本で撮影されたソングシーン。
・ファミリードラマ、コメディ、恋愛、アクション、ダンスと、様々な要素が合わさった「マサラ映画」。 家族愛を感じられるエンディングに涙。
・シャクティの登場シーンで打ちのめされるラーメン・ヘアーの悪役は、『サーホー 』『Master』などを手がけたスタント監督のスタント・シルヴァ。本作でもスタント・コーディネーターを務め、自ら悪役を演じ、ヴィジャイ登場シーンを盛り上げた。
[作品情報]
監督:R. T. ネーサン
出演:モーハンラール(ザ・デュオ)、ヴィジャイ(サルカール 1票の革命、ビギル 勝利のホイッスル)、カージャル・アグルワール(バードシャー テルグの皇帝)
音楽:D.イマーン
ジャンル:ドラマ、コメディ、アクション/ ダンスあり
2014年/ タミル語/ 176分
初回上映:IMW2020リターンズ
人生は二度とない(原題:Zindagi Na Milegi Dobara)
インドにスペイン旅行ブームを巻き起こした、2011年の大ヒット作
[作品紹介]
友人の独身最後の旅に同行するため、スペインに集まった学生時代の友人たち。それぞれが悩みや葛藤を抱えていた。スペインを車で縦断する旅での冒険や出会いが、彼らの生き方に安らぎを与え、変化をもたらしていく。
年間興収6位のヒットとなり、インドにスペイン観光ブームを巻き起こしたロードムービー。監督の父ジャーヴェード・アクタルが手がけ、登場人物のモノローグで読まれる詩が心に響く。ストーリーのハイライトとなるブニョールでのトマト祭りは、16トンのトマトを使い、再現された。
〈人生は二度とない おススメのポイント〉
・雄大で美しいスペインの風景
・イムラーン役のファルハーン・アクタルが劇中で読む詩をぜひ日本語字幕で。
・数々のボリウッド映画音楽を手がけてきた、シャンカル-イフサーン-ローイによる音楽
・公開年に、ヒンディー映画の主要な映画賞を総ざらいした。
[作品情報]
監督:ゾーヤー・アクタル(ガリーボーイ)
出演:リティク・ローシャン(WAR ウォー!!)、アバイ・デーオール、ファルハーン・アクタル(ミルカ)、カトリーナ・カイフ(チェイス!)、カルキ・ケクラン(マルガリータで乾杯を!)/ナスィールッディーン・シャー(特別出演)
音楽:シャンカル- イフサーン- ローイ
ジャンル:ドラマ、ロマンス/ ダンスあり
2011年/155分/ヒンディー語
初回上映:IMW2019ヒンディー映画セレクション上映
ラーンジャナー(原題:Raanjhanaa)
初恋が悲恋に変わる時
[作品紹介]
タミル人バラモンの家庭に育ったクンダンは、イスラーム教徒の少女ゾーヤーにひとめぼれする。告白するも宗教の壁は大きく、ゾーヤーに拒否されたクンダンは手首を切る。町の噂になることを恐れた父からゾーヤーは遠方の学校に送られ、二人は別れさせられる。数年後に再会した時、ゾーヤーには学生運動の指導者である恋人がいた。
北インド、パンジャーブに伝わる物語「ヒールとラーンジャー」に基づいた悲恋物語。ヒンドゥー教の聖地バラナシの風景や二人が淡い恋心を抱くホーリー祭の色彩などが、A. R. ラフマーンによる甘美な音楽とあいまって情感を深める。ダヌシュは本作でヒンディー語映画デビューし、多くの映画賞を受賞した。
〈ラーンジャナー おススメのポイント〉
・恋するダヌシュ
・A.R.ラフマーンによる、切なく、美しい音楽
〈ラーンジャナー おススメしにくいポイント〉
・気軽に勧めにくい、壮絶な悲恋もの。
[作品情報]
監督:アーナンド L. ラーイ(タヌはマヌと結ばれる)
出演:ダヌシュ(無職の大卒)、ソーナム・カプール(プレーム兄貴、王になる)、モハンマド・ジーシャン・アユーブ(ミッション・マンガル)、スワラー・バースカル(プレーム兄貴、王になる)
音楽:A. R. ラフマーン
ジャンル:ロマンス
/ ダンスあり
2013年/ヒンディー語/ 139分
初回上映:IMW2019ヒンディー映画セレクション上映
ムンナー・マイケル (原題:Munna Michael)
ダンスバトルと恋の火花
[作品紹介]
マイケル・ジャクソンを尊敬するバックダンサーに育てられたムンナーは、クラブでのダンスバトルで稼いでいた。あるきっかけから、ギャングのボスのダンスコーチとなる。だが、ボスが好意を寄せていた女性ダンサーの存在から、2人の仲は恋のバトルに発展する。
『フライング・ジャット』で一躍人気となったタイガー・シュロフ主演のダンスミュージカル。役づくりのため、タイガーはロサンゼルスで故マイケル・ジャクソンの振付師だった人物からレッスンを受け、高いスキルをさらに磨いた。ナワーズッディーンが、オシャレでコミカルなギャング役。
〈ムンナー・マイケル おススメポイント〉
・踊るナワーズッディーン・シッディーキー
・無駄に使われている名脇役、パンカジ・トリパーティー
・メインキャストによる、ネクスト・レベルのダンス・シーン。タイガーはもちろん、いまや南インド映画界の売れっ子に上りつめた、ニッディのダンスレベルも、息を呑むレベル。
[作品情報]
監督:サビール・カーン(スタローン in ハリウッド・トラブル)
出演:タイガー・シュロフ(WAR ウォー!!、フライング・ジャット)、ナワーズッディーン・シッディーキー(バジュランギおじさんと、小さな迷子)、ニッディ・アゲルワール、ローニト・ローイ
音楽:タニシュク・バグチ、ミート・ブロスほか
ジャンル:ロマンス、ミュージカル/
ダンスあり
2017年/ヒンディー語/140分
初回上映:IMW2019ヒンディー映画セレクション上映
【開催期間】
大阪:シネ・リーブル梅田 2012年2月5日(金)〜18日(木)
https://www.ttcg.jp/cinelibre_umeda/
【料金】
1,800円(税込・均一)
・各種割引はご利用いただけません。
・チケットの購入方法は、劇場ウェブサイトにてご確認ください。
緊急事態宣言の影響で、上映作品数がコンパクトになってしまいましたが、見応えあるラインナップは変わりありません。感染防止にお気をつけてご来場ください。
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