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小1の頃、教室脱走王だった子ひつじに対する学校側の粋な配慮その②〜子ひつじとのAHDH育児を振り返る⑦〜

🏃とにかくじっとしていない脱走王

学校の合理的配慮で思い出したエピソード。
小学校入学から夏休みまで、とにかく教室から脱走をしない日はないくらい、脱走王の名を欲しいままにしていた子ひつじ。

その自由すぎる行動に、さすがのクラスメイトたちも「なにあいつ」とザワザワし始めました。
なんせ、教室から出て行ってしまうわけですからね。
それで怒られないんですからね。
そりゃ、ざわつきますよ。

💌脱走というネガティブな印象から「お使い」というポジティブな印象へ

そこで担任の先生が思いついたアイデアが、子ひつじをお使いに出すこと。
お使いを頼むとハイ喜んで!と受けちゃう子ひつじのバカ素直な特性を生かし、担任の先生が書いたお手紙や回覧板を子ひつじに届けさせることでした。

担任の先生はお使い用のカードを持たせ、届けたらサインをもらう、そしてちゃんと教室まで帰ってくるまでを役割を持たせることで、子ひつじを堂々と教室から送り出すことができたのです。

こうすることで、クラスのみんなの印象も「勝手に外へ脱走する奴」というネガティブなものから「なんか先生に用事頼まれてすげー」というポジティブな印象に変わり、子ひつじはかろうじてクラスに受け入れられました。

🤝先生方の協力あって成立するもの

もちろん、お使い先の先生も事情を知らなければ、いきなり子ひつじがフラッと現れても対応できません。
前回のnoteでも記しましたが、子ひつじに関しては校長先生からのお達しで、
「全教職員で見守る」ことになっていたため、このお手紙作戦もちゃんと先生方に話は通っていたのでした。

本来なら脱走をする困った子である子ひつじに対して、困らないためにはどうしたらいいかという、合理的配慮的な目線を持っていてくれたことは、かえすがえすもありがたいとしか言いようがないです。

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