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"初めて描く時"漫画の作り方をググるのは無意味

引き続き漫画創作のゼロからのスタートだが、中々行動に移せない人向けの情報を発信していこうと思う。

プロット、そしてネーム。

漫画の描き方を調べると最初の方に必ず出てくるキーワードだ

初めて漫画を描こうとしてる人はきっとこの二つのうちどっちかで引っかかって足踏み状態になると思う。なぜなら作画の方法が千差万別であるのと一緒でプロットもネームもやり方を書いた人のやり方で自分のやり方ではないからだ。

以前の記事でも書いた事があるが、初めて描こうとするときは、こういった手順を調べるよりぶっつけ本番でコマ割って描き始めた方が良いと思う。準備は何もしなくて良いから。描きたいシーンからでも良いから。

やってみるとどこかで躓くと思う。
それはそもそも話を思いつかなかっただとか、構図が決められなかっただとか、思ってたボリュームに収まらないだとか、人によって色々な理由で躓くと思う。

それを補うためにどういう補助線があれば自分は進められるのかを自分で編み出すのが結局は一番の近道になると思う。

プロットはハナシのスジで、ネームはコマ割りやセリフの事だと思うんだけど、別にプロットにコマ割りまで含めたって良いし、ネームだけやってプロットはやらなくても良いし、絵でやっても良いし文だけでも良い。要は完成させられたらそれで良いわけだ。

一作目からプロ並みのソツのない大作品を描けるわけないんだからまずは穴だらけで良いから処女作を完成させた方が次に繋がります。

「今描こうとしてるやつはとっておきのストーリーだから十分な準備をしてベストな状態で作りたい」

幻想です。描いてるうちにもっと描きたいハナシを必ず思いつくものです。どうしてもその話がとっておきなら、後で作り直せばOKです。

作画前の序盤で足踏みになると、いつまで経っても本番原稿の製作に入れなくて熱が冷めて途中放棄。
これって不満足な完成品以下ですよね。創作スキルも一つも上がらない。

プロットやネームが自分にどの位必要なのか、そして絵の方が良いのか文の方が良いのか、省略可能な作業はないか。

この辺の他人のやり方の模倣も作画と同じで、まずは自分でやってみてから真似てみないと、「なぜこの作業が必要で、なぜこのやり方なのか」がつかみにくくて却って時間がかかる。

だから自分で一回やってからググるといい。「初めての時に」ググっても無意味というタイトルで書いたのはそういう理由です。

そこで初めて「こんな風にハナシを作ってる人がいるんだ」
からの、
「自分がこのやり方で作るんだったらこれをこうするなァ」
に到達するわけです。

僕はこの方針でとりあえず完成させることができるようになった。そしてどうやっているかと言えば下の通りです。
当然僕のやり方ってだけなので、「ある人がこういうやり方で作れるようになった」ってだけの情報です。

下記の黄色い部分を例に取ってみます。

BLエロ漫画注意

エクセルでページ数とページのどこに置くか、どんな絵を描きたいのか、何を言わせるかを文字で書き出します。絵は使いません。これがプロットにあたるのかな?


下品なセリフ

その後、特別なソフトや手書きノート等は使わずいきなりクリスタで数秒で描ける程度の記号で仮置きしてみます。


まさかの3D頼り

僕は素体が描けない代わりにクリスタの人形の操作が得意なので、もう全部頼ります。


作画という名のなぞり作業

そして下描きを入れていくという手順で作っています。


繰り返しますが人それぞれなので僕は楽ですが人によっては合わないだろうし、そもそもこんなもんは漫画製作とは呼ばないという方もいるでしょう。

でも作れてるし発売出来てるし買ってくれる人もいるんです。
僕がそうだったように、創作のほんの序盤の躓きで、先送りにするうちに歳とって・・という無駄な時間を減らせたら良いなァと思い記事にしてみました。


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