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【ネタバレ注意】beautiful friendshipの秘密《中編》─ジャン・コクトーと “L’Éternel retour” の思想から読み解く『TENET テネット』
前編にあたる下記記事では、クリストファー・ノーラン監督作『TENET テネット』(以降『TENET』)の主人公(名もなき男)に、アメリカを代表する詩人ウォルト・ホイットマンの存在が反映されていると説明した。 【ネタバレ注意】beautiful friendshipの秘密《前編》─ウォルト・ホイットマンとジャン・コクトーから読み解く『TENET テネット』 https://note.com/include_all_8/n/n09e92f727a1e 今回はニールについて
【ネタバレ注意】beautiful friendshipの秘密《後編 その1》─クィア映画とオルフェウス、『TENET』に秘められた構造と円循環
これまで、クリストファー・ノーラン監督作『TENET テネット』(2020年、以降『TENET』) と、ジャン・コクトー監督作『オルフェ』(戯曲版発表1925年、映画公開1950年)との関係を考察してきた。 詳しくは下記の記事群を参照していただきたい。 ※下記記事を読んでいただかないと、本記事の意味が非常にわかりづらくなります。 ===== 【ネタバレ注意】Travis Scott “THE PLAN” 和訳─『TENET テネット』の真意とは https://note
【ネタバレ注意】beautiful friendshipの秘密《前編》─ウォルト・ホイットマンとジャン・コクトーから読み解く『TENET テネット』
twilightとdusk─合言葉の暗号とは クリストファー・ノーラン監督作の『TENET テネット』(以降、『TENET』)本編で、ジョン・デヴィッド・ワシントン演じる主人公(名もなき男)が、アメリカ19世紀の詩人ウォルト・ホイットマン(1819-1892)の名を口にするシーンがある。 ケネス・ブラナー演じるセイターが「黄昏に生きる(But we do live in a twilight world.)」と例の合言葉を言った後に、主人公が「ホイットマンの詩?(Is th
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