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【インバウンド】KOLの効果的な活用方法

インバウンド施策の中でも欠かせないKOL(Key Opinion Leader)ですが、ただKOLの投稿を発信するだけで満足しているならすごく勿体ない使い方をしています。今回、私がこれまでご提案し実施した中で効果が上がったKOLの活用方法をご紹介いたします。
皆さんの参考になれば嬉しいです。


KOLがインバウンド施策に欠かせないのはなぜか


まず、日々お客様へご提案していると”漠然とインバウンド施策といったらKOL”と考えていらっしゃる方が多いなと感じます。
しかし施策をする上で大事なのは、なぜKOL施策なのかを考えることです。中にはKOL施策ではなく別の施策の方が効果的な場合も多々あります。
まずは、目的を明確にしてみてください。当たり前のことですが見落としがちです。

KOLがインバウンド施策に欠かせない理由はとてもシンプルです。”皆がSNSから情報を取得し、その情報の大半はKOLの投稿だから”です。
今、訪日してくる国のほとんどの人がスマートフォンを持っています。
で、皆さんスマートフォンで何を閲覧しているのかというと、多くの時間をSNSに費やしています。SNSでの投稿はKOLの投稿が大半を占めており、その投稿から様々な情報を収集しているのです。
その中で旅行の情報もSNSから収集する人たちが若い世代から最近では高齢者も男女問わず多くいます。
(細かな数字はこちらから:https://datareportal.com/reports/digital-2024-global-overview-report)

KOLの効果的な活用方法


ここからは、私が実践し効果があった施策についてお話していきます。
おススメしたいのは以下の3つの施策です。
(どの施策も日本国内でも実際に実施されていますね。)

KOL効果があった施策

1,投稿ブースト施策


ブースト施策は投稿を特定のオーディエンスに向けて広告配信することです。これによりKOL自身のフォロワーだけでなく、特定の地域、デモグラフィック、興味関心など、選択したターゲットオーディエンスに対して投稿を表示させることができます。特に、コンテンツ作成力とエンゲージメントが高い魅力的なKOLでもフォロワー数が少し足りない時などは、ブースト施策と組み合わせることで効果的です。
※広告には必ずPR表記がつきますので予めご了承ください。

2,マルチプラットフォーム施策

この施策のメリットは以下の4点です。

- ブランド認知度の向上:複数のプラットフォームで情報を提供することで、人々に一貫したメッセージとブランドの信頼を届けることができます。
- より幅広い層へのリーチ:異なるプラットフォームを使って情報を発信することで、多様な人々にリーチすることができます。
- エンゲージメントの増加:プラットフォームごとに異なる特性があり、ビジュアルやテキスト、エンゲージメントの方法も異なります。これらの異なる特性を活かし、より多くのエンゲージを引き出せます。
- 記憶定着:オーディエンスに何度もブランドを見せることで、彼らの記憶にブランドを刷り込むことができます。

他国へのブランド訴求は国内よりも時間もコストもかかります。まずはあなたの会社が訴求したいカテゴリの窓口としてKOLをアサインし、更に上記メリットを得るためにマルチプラットフォーム施策(ターゲットに合わせたメディア)を行うことで、相乗効果が狙えます。

3,KOLとの年間契約(ロングタームパートナーシップ)


最後にKOLとの長期契約です。この施策はKOLとの関係性が全てを左右するため、これまでコミュニケーションを取ってきたKOLの中から選定する方が良いかもしれません。以下にメリットと注意点をまとめましたのでご参考ください。

メリット:
- 長期的なパートナーシップの構築:KOLとの年間契約を結ぶことで、ブランドとの連携が継続的に行われ、効果的なコンテンツやプロモーションの開発が可能となります。
- 複数のコンテンツ形式での共同制作:年間契約では、KOLと一緒に様々なコンテンツ形式(動画、記事、SNS投稿など)での共同制作が可能です。これにより、多角的な情報発信と、多様なフォーマットへの対応が期待できます。
- 継続的なブランド露出:KOLとの連携を長期的に行うことで、ブランドの持続的な露出が実現します。フォロワーは定期的なコンテンツ提供を期待し、ブランドに対する信頼感や興味を高めることができます。

注意点:
- 適切なKOLの選定:自社のターゲットにマッチするのか、性格や素行に問題はないかなど、単発での選定よりも入念なチェックが必要です。
- 契約内容の合意:契約内容やプロモーションスケジュールなど、事前に両者間で認識合わせが重要です。中には契約通りに動かないKOLもいるため、そういった場合の対処法も事前に確認しておきましょう。
- 明確な目標とPDCA:人は目標数値がないと工夫や努力を怠るものです。契約期間内に達成することができれば、期間延長などKOLのやる気に繋がる工夫もしてみてください。

KOLとの年間契約は、ブランドの持続的な成長と成功に貢献する戦略の一つです。しかし、適切なKOLの選定とコミュニケーションの大切さを忘れず、契約期間中は継続的にモニタリングと改善を行うよう心がけましょう。

最後に

インバウンド施策を成功させるためには、KOLの効果的な活用が欠かせません。ただKOLの投稿を行うだけではなく、投稿ブースト施策やマルチプラットフォーム施策、さらにはKOLとの年間契約のようなロングタームパートナーシップの構築に取り組むことが重要です。それぞれの施策を組み合わせることで、より多くの人々にブランドのメッセージを届けることができ、インバウンド施策を成功させることができます。適切なKOLの選定とコミュニケーションの大切さを忘れずに、戦略的に活用しましょう。
事例や具体的な話が知りたい方はご連絡ください。

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