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キャリコン資格って、どう活かしてる?

ここ最近、国家資格キャリアコンサルタント(以下、キャリコン)の試験に合格された方々の、喜びのツイートを目にすることが多かった。
僕自身も5年ほど前に、同じように喜んだ記憶があるので、こういった報告はとても嬉しい気持ちになる。

合格ツイートと同じくらい多く目にしたのが、資格は取得したものの今後どのように活かしていけばいいのかと言った「資格の活用について」のツイートだった。

確かに、業務独占ではなく「名称独占」の国家資格であり、ホルダーも一定数いることもあり、取得したからといっていきなり仕事が舞い込んでくるような資格ではない。

とは言え、それなりの学習時間が必要な学科試験と、様々なテーマに基づいたロールプレイングによる実技試験をパスして晴れて合格・取得となる資格でもあるため、苦労したからには活かしたいという気持ちは誰にでもあるであろう。

キャリコンの資格が活かせるフィールドの代表例としては、どのようなところにあるのだろうか。
僕もお世話になった認定講習を提供する日本マンパワーさんのHPには、以下のように掲載されている。

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<人事で活躍>
企業・組織の人事・教育、人材開発部門で、採用や定着支援、働く人の意欲や能力開発に関する施策の企画立案・実行に携わります。また、企業内のキャリアカウンセリング室などで直接カウンセリングに携わる場合もあります。また、ラインのマネジャーなどが、面談や日ごろの対話の中で部下同僚のキャリア形成を支援したり、チームビルディングに活用したりするケースも見られます。

<人材ビジネスで活躍>
コーディネーター職や営業職などで、派遣スタッフや転職希望者と求人企業との間に立ち、双方にとっての適切なマッチングを行ないます。この業務においては、求職者との信頼関係を構築する力や、スキルだけでなく、仕事への意欲や潜在的な能力を見出す力が求められ、キャリアコンサルタントの専門性の発揮が期待されます。

<行政で活躍>
ハローワークなどの公的就業支援機関で、求職者の自己分析から職業選択、実際の求職活動などの支援に携わります。求職者との対面での相談を行なうほかに、求職スキルなどに関するセミナーの実施に携わるケースもあります。

<学校で活躍>
大学のキャリアセンターなどで、学生の自己理解・自己分析や進路選択、企業研究、求職活動などの支援に携わります。また、学内のキャリア教育のプログラムを立案・実施などの活動を行なっています。

<独立・フリーで活躍>
上記の各組織に所属せず、独立してキャリア形成支援活動に携わっているケースです。企業・団体等に委託されて、従業員などにキャリアカウンセリングを実施したり、学校等でキャリア教育の指導者や講演活動を行なったりしています。業界に特化したり、社会保険労務士などとのダブルライセンスを保有するなど、独自の専門分野を持って活動しているケースが見られます。

キャリアコンサルタントが活躍するフィールドより抜粋

僕が通学したときの養成講座メンバーも、企業の人事や人材紹介会社の営業担当、経営者や行政機関で勤務されている方など様々だった。
数年先の定年を見据えて、独立を意識しての資格取得を目指す方もいた。

皆さん、それぞれの置かれた環境においてキャリアについて考える機会があり、様々な想いを抱きながらキャリコン資格に辿り着いているようだった。


Twitter民の皆さんが、キャリコン資格をどのようなフィールドで活用されているのかにも興味があったので、アンケートを使ってヒアリングしてみた。結果は如何に?!


僕の資格取得からこれまでについて、サクッと書いてツイートしたところ、それなりに反応があったので、もう少し詳しく書いてみようかと。

学習を開始したタイミングでは、まだ新卒入社の会社(損害保険会社)に所属していて、営業や業務企画、監督官庁との折衝といった仕事をしていた。

キャリコン資格取得後、社外の繋がりからご縁をいただいて、未経験で人事職として転職をした。
このライフイベントが、僕の中では資格を活かせるターニングポイントになったかと思う。気になる方は、以下の記事をぜひ!

そこから約4年間、人事としてがむしゃらに働き、人事の全機能を担当。
人材採用から始まり、人事評価や人事制度設計、研修などの人材育成や労務対応、勤怠・給与まで、幅広く実務を経験することができた。

人事としての仕事では、新卒採用や中途採用はもちろんのこと、社員の面談や労務問題対応といった場面で、資格で学んだことを活かす機会は多くあった。

その合間に、就活生向けの合同企業説明会で行われる就活相談ブースなどに、キャリアカウンセラーとして参加し、学生の就活支援などを経験した。
この経験はほとんどボランティアだったが、人事としてではなくキャリアカウンセラーとして個人のキャリア支援に関われることに喜びを感じていた。

その後、現職のIT企業へ転職。
副業も認められている会社ということもあり、届出を出して晴れてキャリアカウンセラーとしての業務を本格的にスタート。

オンラインコーチング&カウンセリングのプラットフォームを提供するHALERUさんにキャリアコーチとして登録してもらい、社会人のキャリア相談を担当させていただいている。

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また、年明けから半年ほどの期間、就活支援を行う企業と業務委託契約を結び、22卒向けの就活生を対象としたキャリアカウンセリングも担当させていただいた。

ざっくりと時系列でまとめてみると、こんな感じ。

<資格取得からこれまで>
2015年:CDA取得
2016年:国家資格キャリアコンサルタント登録
2016年:未経験で人事に転職
2016〜2020年:人事の全機能を経験(合間に合説での就活相談ボランティア)
2020年:現職のIT企業へ転職
2020年:複業で有料キャリア相談開始(就活生/社会人)
2021年:初回の5年更新完了


僕の場合、「関わる人の可能性を最大限に引き出すことに寄与したい」というライフテーマがあり、その実現の手段としてキャリコン資格を取得。
本業の企業人事と複業の個人向けキャリア相談を通して、資格を活用している。

資格取得の目的や想いは人それぞれだけど、時間とお金を投資し努力して取得したからには、納得の行くような資格の活かし方ができると理想だと思う。

キャリコン資格ホルダーの皆さんの、様々な資格の活かし方も聞いてみたい!


*INAZUMAN*


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