練習のための練習が必要な時

練習のための練習をしてはいけないという言葉は、皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか？

もちろんこれは悪い意味で使われます。試合で生きない技術練習をただ練習をして疲れる、やった気になるということを目的にして行ってはならないという意味です。

　でもこれに反して、しっかりと意味があれば、練習のための練習をすることはとても大切なことになります。テニスの基礎練習は、単純な反復練習になることが多いです。

世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること | 世界基準で子供の語学と運動能力を育成するテニスコーチング 稲本昌之世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること

　コーチが手で出した簡単なボールを打っているシーンはよく見るのではないでしょうか？
また保護者の皆様との練習でも、テニス経験がなくても球出しが容易にできるので重宝されます。

　ああいう簡単なボールをしっかりと打ち抜くことは、テニスの練習においてとても大切です。上手い選手と練習して、そのスピードやスピン量に慣れることも大切ですが、まずはしっかりと打ち抜くことを極めて行くことも
同じくらい、いえそれ以上に大切だと言えます。

ジュニアテニスで、日々、反復練習を行う上で大切にして欲しいこと | 世界基準で子供の語学と運動能力を育成するテニスコーチング 稲本昌之ジュニアテニスで、日々、反復練習を行う上で大切にして欲しいこと

　しっかり打ち抜くために、ストレッチをしたり、身体のバランスを整えたり、またボールの後ろから入ることを徹底したりと、努力を続けることは、まさに必要不可欠な練習のための練習と言えます。

　ボールの後に一旦下がってスペースを作り、入り直すような動きは、ス
ピード化された本番の試合ではなかなかわかりやすく行う機会はないかもしれません。しかし、練習で反復しておくことで、左右に動かされる状況でも、体重移動が行えるようになります。

簡単な練習で、確実に打ち抜く、打ち切ることが重要になり、そのための練習をするのであれば、練習のための練習は必要です。