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お子様に嫌われずに言いたいことを言う方法

 お父さんのお母さんのテニスのアドバイスは、ある年齢を境に急に不快な表情をされ始めるのではないでしょうか?それ自身は成長の表れですし、避けられない事です。

 でもその年齢になっても、保護者の意見をしっかり聞ける選手もいます。それは親子間のコミュニケーションの差です。

 小学高学年以上になってくると、尊敬できるのはテニスが上手い人になってきます。もう少し年齢を重ねると、テニスが上手くなくても、良いメッセージをくれる人の言うことには、耳を傾けるようになりますが、それでも保護者の皆様は、なかなかその域に達するのは難しいです。

 ただし、僕は保護者の皆様のサポートは必要不可欠だと考えています。大会が分散化し、コーチは全ての選手の試合をとても見ることができません。

 そのため、僕自身は、子供達選手に、アドバイスとフィードバックの違いとしてよく説明します。

 コーチがするのは、アドバイス。自分達のプレイ経験や指導経験を通じて、もっと選手のプレイが良くなるように進言することです。

それに対して、お父さん、お母さんがしてくれているのはフィードバック。見たままをそのまま言ってくれている。それはとても重要なことで、上達ために必要な客観的な視点を持たせてくれている。

 と2つの違いを説明します。

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 それを聞くと、保護者の皆さんも、フィードバックに専念してくれます。どうしてもフィードバック中に、アドバイス的な一言を言いたくなると、
「言ってもいい?」
と確認を取るようにしましょう。

 「いや」と言われてしまえばしょうがないです。あきらめましょう。
 「いいよ」と言ってもらえたら、アドバイスも入れましょう。

 こうやって人間関係を作っていけば、保護者の皆様が試合や練習を見て感じたことも伝えやすくなると思います。コーチの言うことだけじゃなくて、お父さん、お母さんの言うことも聞きたい。そう思ってもらえるようにコミュニケーションをはかっていきましょう。



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