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つけてはいけない悪い癖 ただ返すだけ


低年齢からしっかりした指導を受け、試合で競い合う競技ジュニアテニスでは、お父さん・お母さんのサポートが重要になります。お子様の練習を見て、試合を見ていると、改善ポイントに気づいてきてアドバイスしたくなることも多くあると思います。

細かいポイントは、多々ありますが指導者として、これだけは将来伸び悩むのでつけて欲しくないという癖を紹介していこうと思います。

今日は戦い方の部分で、「ただ返すだけ」というプレイです。
実はこれ、結構奥がが深いのですが、今日はわかりやすい表層の部分をご紹介します。まだプレーが未熟な低年齢の試合は、勝とうとするとミスを恐れて安全なプレイをする方が効果的です。

決めに行こうとするとミスをするし、習ったフォームで打とうとするとミスをします。勝つためには当て返しをしてミスをしない、これが最短ルートになります。

テニスの練習中は正しいフォームを学んだり、スピンやスライスなどを球種を学んだりします。それに対して試合をする時は、戦い方を学んでいる、そう捉えると良いと思います。ただ返すだけのプレイをするというのは、多種多様な戦い方をするための機会を損失していると考えることができます。

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マッチ練習や本番の試合で、ノリよく自分が思い描いたプレイを試すことができる、それは選手を大きく成長させます。強くなれる選手ほど、本番の試合で思い切りよくボールを散らし、自分のポジションを変え、相手からポイントを奪うことができます。低年齢の時期は勝つことももちろん大切なのですが、ただ返すだけではなく様々な戦い方をマスターする時期でもあります。

それは空回りをしてポイントを落とすことにつながっても、戦い方を学んでいると言う点では将来ものすごく役立つプラス要素になります。もしお子様の試合が、ただ返すだけの試合に見えるのであれば、何かしらのアドバイスができればいいと思います。もちろん何でもかんでも適当にプレイをして、負けてもいいと言うものでもありません。自滅と戦いながらプレイすることも学ぶ必要があります。

一見ボールを散らして多彩に戦っているように見えても、本質的には「ただ返しているだけ」というプレイもありますが、そこまで深くいくと長くなってしまうのでまた機会を作りたいと思います。


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