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上手い人の打ち方を真似する時の注意


子供たちには憧れの選手や好きな選手がいます。
ずっと一人の選手を追いかける子もいれば、毎日ころころ変わる子もいます。

当然その選手の打ち方を真似ることになると思いますが、周りで見守る大人はそのメリットとデメリットを知っておく必要があると思います。もちろん、子供たちは夢中で真似していればOKです。

メリット

・リズム感が出る
・身体の使い方を覚える
・集中力が上がる

デメリット


・当たりが薄くなる
・戦術に興味がなくなる
・大人と子供は身体が違う

デメリットをいくつか細かく見ていこうと思います。

・当たりが薄くなる
かっこいい選手の打ち方は、最後に腕をねじりこむような形になることが多く、そこだけ真似をすると、単に当たりが薄くなります。特に力がある海外の選手の打ち方は、スピン過多になる可能性があります。

・戦術に興味がなくなる
テニスにおいて打ち方と闘い方は、同じくらい大切な要素です。もし打ち方を真似するならその選手の闘い方も一緒に真似していくと良いと思います。

・大人と子供は身体が違う
過去にこのYouTube動画でも説明していますが、テレビで見るようなプロのフォームは、最終的にそこにたどり着くものであって、通過点でも同じような打ち方をしているかというと、そうとも限りません。

どんなフォームで打ちたいかよりも、どんなボールを打ちたいのか?憧れの選手の球筋を真似させると良いと思います。

特に低年齢の選手の場合、その点を踏まえていないと、デメリットが大きく作用してしまうことがあります。今回ご紹介したデメリットを感じた時は、

・厚いあたりのインパクトを確認する
・戦術も一緒に真似しようと促す
・フォームより球筋を真似させる

などしてみると良いと思います。

あくまで子供の憧れを壊さないように、本質的な部分に目を向けて変えていきましょう!


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