お子様を試合に集中させるには?
ジュニアテニスをサポートしていると、集中していない時のお子様が気になると思います。特にアドバイスしなくても試合に入っていける子もいれば、うまくいかなくなると集中できなくなったり、最初から勝負を投げ出すような子もいます。
集中できない子を無理やり集中状態に持っていくことは難しく、怒ったりしても無意味になることが多いと思います。集中させる方法を、提示することはできませんか、サポートする側がしておいた方がいいことはあります。
それは
テニスという勝負の中で、たった一人で戦い抜くことはそれくらい大変なことであるという認識を持つこと
だと思います。
3年前のこちらの記事でも書いていますが、まずは最後まで戦ったことを褒めてあげることが大切だと思います。試合に勝つことよりも、立派に負けることの方が何倍も難しい。
そこを認めてあげることで、次の試合を頑張ることに対してある種の心理的な安全性が担保されます。負けることや上手くプレイできないことは悪いことではありません。ですが集中力を欠いてしまう原因は、そう考えてしまうことにあります。
負けた。
そんな風に思ってしまえば、テニスがゲーム以上のものになり、自分が否定された気になるのも無理ありません。あくまでテニスはゲーム。負けることはあっても、それはゲームで負けただけです。
負けても負けても、また練習ができて、また挑戦できる。それが一番幸せなことだと、教えられるのは、コーチよりも保護者の皆様です。
P.S. コーチは嫌われても、言うべきことを言わないといけないので。
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