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お子様のテニスを見ていると、もっとこうすればいいとか、ああすればいいとか気づくことがあると思います。それを伝えてもなかなかできるようにならないですよね?ともすれば、こちらが言ったようにやろうとしていないのでは?と感じることさえあると思います。気づいたことを伝えるときに頭の片隅に置いて欲しいこと、それは全ては一瞬の出来事であるということです。大きく分けると

打ち方
・判断

の2つが挙げられます。

打ち方に関しては、あの時はこういう風に打てばいいいとか、あの時はこうすればなんて頭に思いつきますよね。ただ打っている選手からすると、ボールに反応しているだけで、簡単なボール出し練習でもなければ、打ち方に注意してプレイすることはできません。ラリーや試合をしている時は、全て自動的に動くようにしておかなければなりません。

次にポイント中の判断。こちらも試合中に相手のポジションと自分のポジションを冷静に判断することは容易ではありません。俯瞰して見ているコーチや保護者の皆様には、オープンコートが見えたり、前に入れるボールでも入れなかったりという動きが見えますが、選手本人が気づけないケースは多くあります。言葉で言うと、「相手が崩れたら前に入る」と言う簡単なワードになりますが、試合中は様々な判断を無数に行なっています。頭で考えると言うよりも、こちらも自動的に動くようにしておく必要があります。

(違う角度から声かけについて書いた過去記事です。こちらも是非どうぞ)

テニスにおいて時間がかかるのは、理解することではなく、自動的にできるようにするまで落とし込む作業です。昔から「わかるとできるは違う」などと言われますが、

できる=自動化

と言う意味でとらえておくといいと思います。試合中はあれこれ考えずに、動くだけ、もちろん頭を使うシーンはありますが、それは頭の中を整理したり、今何が起こっているのか気づくために使います。

試合を客観的に見て解説するように使うわけではありません。なぜ言ったようにできないのか?できないのではなく、理解してから自動化までの道のりが長いんです。自動化できるまで根気よく付き合いましょう!

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