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「やりたい」と「できる」のスキマにあるもの


競技テニスを応援していると、
「やりたいテニス」と「できるテニス」は違う
という壁にあっさりぶち当たりますよね?

なるほど。

そうなるほどって理解はできますが、行動に落とし込むのはそう簡単ではないですよね。

実際に強い選手の試合を見ていて、どこまでがやりたいテニスでどこまでができるテニスかなんてわかりません。
部分を見て、あそこは無理をしていないなという所は分かっても、そういうテニスをするために、やりたいテニスをどのように諦めているのか?まではわかりません。

(そもそも諦めるという表現が適切であるかどうかもわかりません。)

頭ごなしに、お子様の「やりたいテニス」を否定してしまっては、テニスを好きでなくなる可能性もあります。
また「やりたいテニス」を封印することで、器の小さい、今しか勝てないテニスになってしまうかもしれません。

どうにかして、お子様の「やりたいテニス」の芽を残しつつ、勝てるテニスに導いてあげたい。

そんな時におすすめなのは、お子様がかっこいいと感じているプレイを観察して見つけることです。

・フェデラー選手のように、どんどん相手から時間を奪って攻めていくところにカッコよさを感じているのか?
・ナダル 選手のように、諦めずに追いかけるところに感じているのか?
・奈良くるみ選手のように、体格さを跳ね除けて組み立てで上回る頭脳的なところなのか?

かっこよさを感じる場所は人それぞれ違うと思います。
そしてそこに「やりたいテニス」の核となる感性が隠されています。

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大人が見ると、「やりたいテニス」=雑に攻めまくるテニス
という偏見を持ってしまいがちですが、それはお子様が「やりたいテニス」ではなく「やりたいテニス」を行った結果です。

「やりたいこと」は

・フェデラー選手のように先手を取って攻めること
・ナダル 選手のように諦めずに最後はカウンター
・奈良くるみ選手のような体格さを跳ね返すプレイ

だったりするわけです。

その質的な部分は残しながら、「試合を台無しにする」ようなプレイを少しずつ減らしていく
そういうアプローチをしていくと、テニスや試合が好きな状態で、良い練習ができます。

もちろん、ご存知の通り、言うほど簡単ではないですが。。。苦笑



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