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RTDとは?(フタを開けてすぐに飲める飲料のこと)

お疲れ様です。
台風14号が発生していて、週末にかけて九州地方では大荒れになる予報が出てますね。
天候による災害は西日本に集中しすぎじゃないかと思います。
でも人は学んで対応出来るようになりますが、モノなどはダメージを蓄積するだけなので今一度確認して安全に過ごしてほしいものです。
そして、夜中に北朝鮮から飛しょう体発射の情報が流れていますね。
何がしたいんでしょうね。

さて、今回は『RTD』について改めて見ていこうと思います。

お酒に関連した用語なのですが、馴染みが浅いです。
ですが、日本だけでなくアメリカでも若者を中心にRTDが流行していますので、これからの市場拡大が期待されています。
そこにチャンスがあるかもしれませんので、チェックしておく価値はあると思います。

【結論】
♦︎RTDとはフタを開けてすぐに飲める飲料のこと
♦︎RTD市場は13年連続で拡大している
♦︎関連企業はRTD事業に注力している



1・RTDとは?

RTDとは
Ready To Drinkの略称で『開けてすぐ飲める』飲料のことです。

似たような単語として『RTS(Ready To Serve)』という『注いで飲める』飲料があります。
一般的にRTDは以下のような飲料を指します。

♦︎缶チューハイ
♦︎缶カクテル
♦︎缶ビール
♦︎缶ハイボール

コンビニやスーパーで買える手軽なお酒だと思えばいいかと思われます。
RTDは日本だけでなく、アメリカでも人気のある飲料です。
特に若者の間では『ハードセルツァー』と呼ばれるアルコール度数の低い炭酸飲料が流行しています。

お酒の世界では『低アルコールブーム』が来ていると言えます。


〜RTD市場の現状〜

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RTD市場は13年連続で拡大していて2021年も好調を維持しており、約10年で市場規模は2.5倍になっています。
アルコール度数が低いイメージのあるRTDですが、ここ数年の日本では7%以上の度数が高い飲料が多くを占めています。(ストロングゼロとかですね)
しかし、アメリカでは健康志向の高まりから低アルコール・低カロリーへとシフトしています。(日本で言うとほろ酔いとかです)



2・市場拡大の理由

大きく3つあると言われています。

①レモンRTDの流行
②ノンアルコールRTDの流行
③家飲み需要の拡大


〜レモンRTDの流行〜

『レモンRTDの流行』や『ノンアルコールRTDの流行』などがあって市場拡大が起きたと言えます。
そこに追い討ちをかけたのがコロナ禍で『家飲み需要の拡大』といった流れですね。

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グラフからも分かるように、レモンRTDが特に著しく市場拡大をさせています。
2021年(見込み)ではRTD市場の約半分がレモンRTDとなるほどに流行しています。
コンビニで売ってある麹レモンサワーとかですかね。
あれ美味しいですよね。

レモンRTDを好む理由というのが、
♦︎飲み飽きない味だから
♦︎食事に合うから
♦︎果実感を味わえるから
♦︎味が甘くないから
などです。

『食事』や『飲みやすさ』などのニーズにマッチしたからこそ拡大したとも言えます。


〜ノンアルコールRTDの流行〜

ノンアルコールRTDの流行も、RTD市場拡大の大きな理由の1つです。
『サントリーRTDレポート2019』によると、2019年当時からノンアルコール飲料の市場規模は拡大しています。
飲酒運転に対する法規制厳格化に伴い、ノンアルコール飲料を飲むドライバーが増えたことが考えられます。
あとは味も美味しくなっています。
ちょい前のノンアルコールビールなど、「こんなの飲むくらいならオレンジジュース飲んでた方がいい」と私個人は思っていました。
しかし、ベルギー産の『ビアー・デザミ』というノンアルコールビールがあるのですが、黙って出されたら酔っ払いそうなほど普通のビールの味がします。

また、そこに追い討ちをかけたのがコロナ禍での『健康志向』ですね。
先程の『サントリーRTDレポート2019』でも、ノンアルコールRTDは過去最大の市場規模であると発表されています。


〜家飲み需要の拡大〜

コロナ禍で家での飲食の機会が多くなったこともRTD市場拡大の理由の1つです。

総務省の『家計調査』から2019年と2020年を比較していると、家計消費の上昇率の中でチューハイやカクテルが32.5%も上昇しています。

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他にも家での贅沢を楽しむ人が増えたことで『鯛』や『うなぎの蒲焼』などの特定の商品の家庭消費が増えました。



3・RTD関連企業3社

具体的にはどのような企業がRTD事業を展開しているのかを見ていきましょう。


〜キリンビール〜

キリンビールは『キリンホールディングス(2503)』の子会社です。
商品の幅も広く、言わずと知れた超有名酒造企業です。
代表的なRTDには『氷結』や『キリン・ザ・ストロング麒麟特製サワー』などです。

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(キリンHPより引用)

JMR生活総合研究所の『消費者調査データ』によると、『氷結』は認知や購入経験等の項目からRTDブランドで1位なんです。

次にキリンビールの2021年の事業方針を見てみると、
”RTDは、基幹ブランドの『氷結』や『キリン・ザ・ストロング』を中心に積極的に投資し、お客様の多様なニーズに答えていきます。”
とされています。

キリンビールは非上場企業ですが、『キリンホールディングス(2503)』に投資をすることで、間接的にキリンビールへの投資が可能です。


〜アサヒビール〜

これも言わずと知れた企業ですね。
『アサヒグループホールディングス(2502)』の子会社であり、日本を代表する酒造企業です。
代表的なRTD商品は、人工甘味料を使用せず果汁のみを使った『贅沢絞り』やボトル管RTDの『アサヒ・ザ・レモンクラフト』です。

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(アサヒビールHPより引用)

アサヒビールの事業方針は
”RTDでは、『贅沢絞り』『樽ハイ倶楽部』『ザ・レモンクラフト』の3ブランドに注力します”
としています。

業界では比較的後発組と言われているアサヒビールですが、ブランドを絞った集中投資に注目です。
アサヒビールも非上場企業ですが、『アサヒビールグループホールディングス(2502)』は上場しているので投資が可能です。


〜サントリースピリッツ〜

サントリースピリッツは『サントリーホールディングス』のグループ会社で、スピリッツ事業を担う業界のリーディングカンパニーです。
代表的なRTD商品は『ほろ酔い』や『こだわり酒場のレモンサワー』です。

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(サントリーHPより引用)

サントリーの事業方針は
”RTD市場は引き続き伸長すると見込まれています。当社は『こだわり酒場のレモンサワー』によってお客様接点を大きく広げ『−196℃』『ほろ酔い』など、主要ブランドのマーケティング活動を継続的に強化します”
としています。

サントリーホールディングスは米国ビームサントリーと、アメリカでクラフトビールシェア2位を誇る『ボストン・ビール』との業務提携も発表しています。
サントリースピリッツ、サントリーホールディングスともに日上場企業ですが、グループ会社の『サントリー食品インターナショナル(2587)』は投資をすることが出来ます。


もう一度重要なポイントをおさらいしておきましょう。

【結論】
♦︎RTDとはフタを開けてすぐに飲める飲料のこと
♦︎RTD市場は13年連続で拡大している
♦︎関連企業はRTD事業に注力している

記述した企業以外にも『日本コカ・コーラ』や『CHOYA』などの企業もあります。
大企業が牛耳っていうる感があるので、爆益は望めないかもしれませんが、ローリスク:ローリターンで着実に資産を増やすには最適かと思われます。


2回目のワクチン接種率も50%を超えてきてますので、世の中の正常化はもう少しな気もしますね。
「あと少しの辛抱で済むかも」と思うとテンション上がってきます。
それでは肌寒い日が多くなってきましたが体調には気をつけて
今週の残りも適当に頑張りましょう。

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最後まで御拝読ありがとうございます。
皆様の何かのキッカケにでもなれば幸いです。
🐶ここでは『お金』『投資』『マインド』などを書いています。
『お金』は人生の全てに関わってきますので、そこの問題を解決すれば自分も周りの人も自分の望んだ人生が送れると思いのもと書いています。
気張らず『へぇー』くらいで見て頂けたら幸いです。

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ベルちゃんもう少しで誕生日


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