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返済方法の種類

お疲れ様です。

世の中には『お金貸します』という宣伝は沢山ありますが、

返済方法についてあまり詳細には語られない気がします。

頭の良い人たちはそこに漬け込み、

『リボ払い』などの甘い香りを漂わせ、

バカでアホな奴の
お金を食い尽くそうとする人達もいます。

資本主義社会では仕方ないことですが、

私も含めこれから住宅や車・子供の教育などの

借り入れをしていく同世代の人たちも多いと思います。

ですが、そこで無駄なお金を払う必要はないので

しっかりと学んでおきたいと思い見ていこうと思います。



1・元金均等償還方式

元金の返済が早く進む方式で、
最終的に支払う利息の総額が少なくて済む

これは、元金の返済額が毎回同じの返済方法になり、
元金(借りた金額)部分の返済額が常に一定で、
それに利息をプラスした金額を毎回返済していきます。

⭐️メリット
最終的に支払う利息総額が最も少ないこと。

⭐️デメリット
最初の支払い負担が大きいこと。

例えば、
・1000万円の借入
・金利が3%
・期間10年

1年に1回返済で合計10回の返済とします。
(計算を簡単にするために1年に1回にします)

毎回の元金返済額は
1000万円➗10=100万円

支払う利息金額は、
1000万円を金利3%で借りているので、
1年後の利息は、
1000万円✖️3%=30万円

1回目の返済額は
元金部分100万円+利息30万円=130万円

2回目の借入残高は900万円になり、
2回目に支払う利息は、
900万円✖️3%=27万円

2回目の返済額は
元金部分100万円+利息27万円=127万円

となります。

このように、利息部分の返済額は回を追うごとに減っていきますので、

元金均等償還方式の元金のつく利息の合計額は、以下の公式で計算できます。

借入額返済回数✖️(返済回数+1)✖️返済回数2✖️利率

上記の『1000万円借入・3%金利』このケースでの利息合計は、

1000万円10✖️(10+1)✖️102✖️3%=165万円

合計の利息金額は『165万円』になります。



2・元利均等償還方式

支払う額は常に一定で、
内訳の元金と利息の比率が変化していきます。

これは、住宅ローンなどの金額が大きく、
返済期間が長いローンに使われます。

毎回の返済金額が一定で、金額の内訳が毎回変わり、

利息は、前回返済後の借入金残高に対してつきます。

⭐️メリット
常に返済額が一定なので、返済計画が立てやすいこと。

⭐️デメリット
返済当初は金利部分ばかりを支払って、元金部分がなかなか減らず、
元金均等償還方式に比べて利息負担が増えることです。

例えば(前回と同じ借入にします)
・1000万円の借入
・金利3%
・期間10年
・返済回数は1年に1回
(計算しやすいように1年に1回とします)

まず、1回目の返済前の借入金残高は、
1000万円✖️1.03=1030万円
1回目の返済終了後の借入残高は、
1030万円−毎回返済額

2回目の返済では、前回の返済後の残高に利息がつくので、

(1000万円✖️1.03−毎回返済額)✖️1.03

ここから毎回返済額を引いた金額が2回目の返済を終えた直後の借入残高になります。

公式がありますが、
そこまで要らないかと思い省きますが、

どれくらいの金額になるかだけ載せますね。

1000万円借入・3%金利、この場合では、

毎回返済額117万2305円を10回支払い、
合計返済額は1172万3050円となります。

なので、利息合計は『172万3050円』

『元金均等償還方式』の時の
利息合計額は165万円でしたので、

『元利均等償還方式』の方が172万円ですので
支払う利息が多少多くなります。



3・アドオン方式

利息がいつまでも減らない
最も効率の悪いローン

これは、
最後まで当初の借入元本で利息を計算します。

仕組みはシンプルなのですが、

金利負担が最も大きい返済方式なので、
利用はできるだけ避けるべきです。

返済終了時まで、
借りた最初の元本金額に対して利息が付き、

いつまで経っても支払利息は減りません。

アドオン方式で10年という長期借入はありませんが、

比べやすいように、上記2つの返済方式と同じ条件にします。

・1000万円の借入
・金利3%
・期間10年
・返済回数1年に1回
(計算しやすいように1年に1回にします)

1回あたりの支払利息の合計額は『30万円』(1000万円✖️3%)

なので、10年間で支払う利息合計額と元金を含む返済総額は、

利息合計額=30万円✖️10=300万円
返済総額=1000万円+300万円=1300万円

『元金均等償還方式』と
『元利均等償還方式』での返済額より、

倍近い金額の返済を求められます。

これをやっちゃって
「お金がない」と嘆くのはマヌケになります。



4・リボ払い

最後に最も簡単に陥りやすい罠についてみていきます。

それが『リボ払い』です。

正式名称は『リボルディング払い』

某CMでもやってたのを覚えています。

曖昧ですが、イノシシのキャラクターがいて、

可愛い感じでリボ払いのCMをしていましたが、

今考えると恐ろしいですね。

その理由は『年利15%』だからです。

『15%』と聞いて「ふぅ〜ん」と
思っているのはヤバイです。

戦闘力53万
フリーザに会ったときのように、

泣いて逃げるくらいの反応が普通になります。


なぜかというと、

銀行に預けていくらの金利がもらえるでしょうか?

普通預金で0.001%くらいですよね。

皆、必死になってこの0.001%の金利を手にしようと、

『全財産に近い金額』を預けています。

必死かどうかは知りませんが、

その中でも
『定期預金』のが良いじゃないか?と思い、

『5年の定期預金』
『10年の定期預金』でなんとか増やそうとしている方も多いかと。

定期預金の金利は『0.01%』

それでも増えないから、
今度は『債券(個人国債)』に。

保証されている国債の金利は『0.05%』

「定期預金の5倍だぜ〜」と喜んでいても、

リボ払いで購入したものがあるなら、

それには『15%』の金利がついているのです。

『0.05%』で投資していたのに、
支払う利子が『15%』もある。

貰う金利に対して、
出ていく金利は300倍ですよ。w

もう笑っちゃいますね。


しかもこの金利は『複利の15%』です。

単利だと元本のみに金利がかかりますが、

複利だと
『元本+金利分』にも金利がかかるので、

時間と共にどんどん増えていくのです。

なので、
リボ払いは『悪魔の契約』とも言われています。


またまたしかも国債の金利は『単利』です。

国債は、投資した金額だけに金利がつくので、

株式のように複利の力を発揮しません。

なんて恐ろしい世の中でしょうかね。

銀行に預けても
『0.01%』しかくれないのに、

リボ払いしたら『15%』も奪っていく。

こういったことを、

『リテラシーのない若者』を引っ掛けようとしているのです。

そりゃお金なんて貯まらないですよ。

あま〜い香りで誘き寄せ、

長期に渡って、合法的にお金をくすねているですから。


他の金利についてもありますので、
それは画像で載っけます。

<画像1>

資本主義社会が悪いと言っているわけではないですよ。

そのおかげで、経済的のも成長できたとも思いますので。

こんな世の中で『守りたいものを守れるか』

まずは自分から。頑張ります。


それでは

今週も『適当に頑張りましょう』


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最後まで御拝読ありがとうございます。
皆様の何かのキッカケにでもなれば幸いです。
誤字脱字は、何となくの解釈でお願い奉るで候。


〜🐶今回のイッヌ🐶〜
パピヨンのペロちゃん🐶

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