ユアマイスターエンジニアが大切にしている価値観(後編)
こんにちは。@inase17000です。
前回、4つあるうちの2つを紹介したので、その続編です。まだ見ていない方は先に前編をご覧下さい。
CHANGE
目まぐるしい変化に囲まれて、大変。
ついていくのでやっとなのに、
そんな時は、深呼吸してこのコマンドを打ちましょう。
> man change
NAME
change - 変化に適応し変化を作り出す
SYNOPSIS
change [-a|--agile] [-l|--learning]
DESCRIPTION
変化が大きく、不確実なことが多い中でのプロダクト開発。なかなか思うようにいか
ないこともあります。ユアマイスターエンジニアは、あらゆる活動の中で振り返りを
行い、改善に向けてネクストアクションを起こします。
OPTIONS
-a, --agile
「アジャイルソフトウェア開発宣言」を根底に、成果物を短い期間のサイクルで
リリースします。作りたいものを作るのではなく、必要とされるものを作るため
に「忘我忠客」を実現します。
-i, --improve
初速の速さ、俊敏性を作り出すものは、変化に気づける感覚と素早い意思決定で
す。計測できるものを増やし、課題の見える化を行い、頻度高く見直しを繰り返
していくことで、自分たちで最適なチームを作ります。
有名な言葉に、
Don't just do agile, Be agile.
というものがあります。
本当にアジャイルでいるためには、アジャイル開発をやろうとするのではなく、アジャイルにこだわりすぎるのではなく、プロダクトの価値を継続的に顧客に対して問い続ける態度が大事です。
個人的にはプロダクトづくりのためにも、チーム作りのためにも大事な考えだと思っています。ユアマイスターエンジニアチームの伸び代が多くある部分でもあるので、今後強化していきます。
HACK
そして、最後の価値観はこれです。
これやるの3回目なんだよなあ。。。
もっと楽にならないかなあ。。。
そんな時は、エンジニアである誇りを胸にこのコマンドを打ちましょう。
> man hack
NAME
hack - 構造化 + 最適化 + 効率化
SYNOPSIS
hack [-m|--mind] [-s|--skill]
DESCRIPTION
問題点を捉え、何がボトルネックなのかを考え続けることがエンジニアの仕事だと考え
ています。コンピューターのリソースを有効活用することが、エンジニアならではの最
適化を突き詰めると効率化された仕組みに近づきます。
OPTIONS
-m, --mind
「楽をしたいから」「誰かを喜ばせたいから」「コードが動くのが楽しくて」人に
よって技術への向き合い方は様々です。共通点は技術は手段として考えること。好
奇心を武器に、新しいテクノロジーと価値を追求します。
-s, --skill
変化にキャッチアップしていくために、技術スキルを磨くことに余念がありませ
ん。インプットして満足ではありません。アウトプットを前提とした学習を継続
的に行います。
語弊を恐れずにいえば、エンジニアは怠惰な生き物です。
コンピューターと友達になり、コンピューターが得意なことを任せて、人間は人間の仕事を新たに探していくという、好奇心の塊でありたいと思います。
理想とするエンジニア像って人それぞれだと思うのでそこを画一化したい話ではなく、そこに向かうためのマインドやスキルセットにフォーカスした成長が個別にできていければいいなぁと思ってます。
今後の使い方
社内WikiConfluenceのトップに掲示
いつでもどこでも見れる場所に置いておく、というのが基本だと思うので浸透に至るまでは定期的に目を通したり、議論することが必要だと思っています。
Confluenceのいいところは、クリップボードにコピーができること。いつでもどこでも、manコマンドの結果を展開できます。Slackに貼り付けたいときも、一瞬です。
なにかの判断に迷ったときの道標(みちしるべ)として使っていきます。
普段の会話に登場させる
この標語を浸透させるために「毎朝、朝礼で唱和だー」なんてことはしたくなくて、自然に普段の会話に登場させる工夫が必要です。
そのときに言いやすいようにわざと英単語一言にしてあるのです。一息でいえないくらい短い言葉では、好機を逃しかねない。「なんでやねん」が「あなたはなぜそのようなことをおっしゃっているんですか?」と言わないのと一緒です。
口にしやすいワンフレーズを、普段の会話に登場できるように積極的に使っていきたいと思います。
(将来的に...)振り返り・フィードバックに活用する
この4つの観点に基づいた、発言・判断・行動...ができているか。自分での振り返りや他社からのフィードバックに、評価軸として使って行こうと思います。
個人の観点で、チームの観点で、LISTEN / FOCUS / CHANGE / HACK が再現性高く実現できていれば、自動的にプロダクトや会社組織にいい影響を与えられるのは間違いありません。
運用を重ねながら、組織運営にも活用していけるといいなと思います。
以上です。
今日も1日がんばるぞ!
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