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[童話]もろたろう

おかしおかしあるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは居間へ一狩りにおばあさんは納屋へ菓子を選択に行きました。おばあさんが納屋で選択をしていると棚の上から大きな物が「ドンタコスー、ドンタコスー」ところがってきました。

おば「まぁ!なんて大きな物!」

びっくりしたおばあさんはその大きな物を拾い上げるとおじいさんにも見てもらおうと居間へ持ち帰りました。

おば「おじいさん、おじいさん、みてくださいこの大きな物。納屋で選択してたら棚の上からころがってきたんですよ」
おじ「こりぁなんと大きな物じゃ」
おば「なんですかねぇこの大きな物は」

中身が気になるおじいさんとおばあさんはその大きな物をゆっくりひらき中をのぞきこみました。

おじ「こりぁたまげた」
おば「おやまぁ」

なんと大きな物からそれはそれは人気なお菓子が出てきたのでした。

おじ「おお‼︎なんと美味しそうな菓子じゃ!たべたいのぅ!」
おば「そうですねぇわたしもたべたいですねぇ」

とても美味しそうな菓子を目の前にしたおじいさんとおばあさんはいますぐたべたくなり菓子を取りだすと袋を開けパリパリと食べはじめました

おじ「こりゃあウマい!味がいいのぅ、なあ、ばあさん」
おば「あらほんと、美味しいですねぇ。食べる手がとまらないです。でも、どうしてこのお菓子が棚にあったんでしょうねぇ」

ふしぎに思いつつもあまりの美味しさにおじいさんとおばあさんはその菓子を夢中で食べつづけました。
おなかがいっぱいになりねころんだおじいさんがふとなにかを思い出したように話しはじめました。

おじ「なぁばあさんや、そういえばこの前となりの家のじいさんからなんかもろたろう?」
おば「あれ?そうでしたっけ?」
おじ「この前うちに来てなんか渡されたじゃろ、ドンと菓子あげるよーとかなんかちゅうて」
おば「ああ!そういえばこの前いただきましたねぇ、わすれてました」
おじ「そうじゃろそうじゃろ!やっぱりとなりの家のじいさんからもろたろう?」

「もろたろう?」そうおじいさんに言われて思い出したおばあさんは美味しいお菓子『ドンタコス』のおかえしにとなりの家のおじいさんへ『ドリトス』をもっていきました。となりの家のおじさんはドリトスを受け取ると『おお!美味しそうなお菓子をありがとう』ととてもよろこんでくれました。そして「ドンタコス」と「ドリトス」この二つの美味しいお菓子はロングセラーとなりいまもなお愛されるお菓子になっているとさ、めでたしめでたし。

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