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台風が洗濯機を攻撃。

昨日は、昼ごろから川崎の方へ行きました。そこに1人暮らししている、二つ年下のいとこの場所へ向かいます。僕も彼も沖縄の出身なので、台風は慣れています。しかしながら、台風の影響で建物が崩壊するという現場を見たことがなかったり、台風で床上浸水している家を目の当たりにしたことがありませんでした。

彼のアパートの周りは水浸し、泥だらけの状態で、部屋は物が散乱していて、そこにもたくさんの泥が覆っていました。家電や家具なども全て泥まみれ。とりあえず今やれることは、泥まみれになっているものを、捨てられるだけ捨てることです。僕は彼の食事や衣類を買い、泥だらけの部屋を掃除しました。中でも驚いたのは、洗濯機。洗濯機の中に満杯の泥水、外観も、ボタンなんてないようにしか見えない。もちろん機能もしない。これを外や室内で体感した人に、そんな勢いで襲い掛かってきたらと考えると恐ろしすぎます。

そして、ある程度片付けた後、僕の家に泊めることにしました。その日は日曜日、次の日も公休日。なかなか手続きも進まず、家に帰れないまま、彼はふらふらと歩きます。僕の家に泊めるのは、昨日だけだったので、僕は最大限もてなしました。彼は台風直撃の日から何も食べていない、風呂にも入っていない、ふとんで寝ていないので、金もないくせに銭湯に連れていき、1万円以上のディナーを振る舞います。河川の氾濫で失う損出に比べれば、何でもありません(笑)。しかし、布団だけは用意できませんでした。ふとんレンタルの店に片っ端からかけても、休日だったり、予約で埋まっていたりと、思うようにいかず、結局のところ、冬用のカーペットを敷布団にして、毛布を掛け布団にしてもらいました。

僕は、それで本当に寝れるのかが不安でした。でも、仕方がない。そう思い、テレビを消して、就寝することに。すると、5分後にライオンの威嚇のような、鋭いイビキが聞こえました。朝起きると、よく寝れたと言っていました。それならよかったです。それから、彼は学校へ向かいます。「日常に戻るの、早いなぁ」と思いましたが、生活スピードは、なかなか止まってはくれないようです。

台風19号に関わった皆さん、お疲れ様です。

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