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リモートで太極拳を上達させるには

太極拳講師のイナミです

今日はリモートクラスで行ってる工夫について少しお話しします



太極拳はストレートで単純な動きがほとんどありません


多くの動きが立体で円や螺旋を描いているため
簡単に言葉や文章で表すことは難しいんです

平面で見て理解できる人は少ないだろうし
こちらも上手く立体の動きを表現するにはすごく工夫が必要

初学者が本や動画で学ぶことは基本的には難しいでしょう


でも私はリモートの太極拳教室を持っています


リモートということは、直に会って指導ができない

平面の映像で立体の動きを伝えなければなりません


太極拳をただの健康運動として体を動かし

受講する人も特に中身なんて気にせずに
運動しながらそれっぽく動くことが目的なら問題はありません

でも私の教室に通おうと思った人たちには少しでも中身に触れさせてあげたいし
私が教える限りはただの運動としてしまうのはもったいないと思っています



太極拳の動きを正確に伝えるにはまず縦と横以外の

斜めや円、楕円、螺旋の方向があることを理解してもらう必要があります


直に会ってレッスンしていれば
そんなことわざわざ考えなくても立体的に見せることや、直接手足を動かしてあげることもできるので問題なく進めることができますが

リモートだとそうはいきません

私が代わりに動かしてあげることも
前に大きな鏡があって、自分の動きを随時見れるわけでもありません


それらを理解するにはやっぱり太極拳の動きや套路だけじゃ難しくて

中国武術の基礎が必要になる


なにも素早い動きで覚えなくともよく、ゆっくりでも行えるので大丈夫

これらを通して独特の体の使い方や
中国武術の感覚を体験してもらいます



そうすると
太極拳の複雑な動きを少しずつ理解できるようになり

リモートだけでもどんどん成長することが可能になりました


リモートのレッスンを始めてもうすぐ5年が経とうとしています

試行錯誤して、経験を重ねた結果
かなり良い感じに生徒が成長するようになってきました


毎回どう伝えたらいいのか?
考えながら、みんなの成長をみながらやるのもとっても面白いんです


INAMI

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