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今回は、石井ゆかりさん著書「月のとびら」(阪急コミュニケーションズ)の P.3~P.9「はじめに」から感じたことを書きたいと思います。

月のヒミツを知りたくなったわけ

ファイナンシャルプランナーとしてお金の相談にのりがらなぜ月について知りたくなったのか?
それは、相談者や友人の間で密かにブームになっているある現象があることを知ったからです。

23年間理系の男性社会にいた立場からすると全く触れてこなかった不思議な現象、それは「満月にお財布をフリフリするとお金が貯まる」ということです。

「なぜに満月にお財布をフリフリするの?」「一人だけかと思ったら今日の相談者の人もやっているって言ってた」「え?〇〇さんもやっているの?」
という理系であり理論や数値という根拠からお金を扱ってきた私には、全く理解できない現象をやっている人が多いということから、月とお金との関係について興味を持つようになりました。

月とお金の関係を調べてみたくネットで調べていると、月に関する本が沢山できてきました。
その中に「月のとびら」という数年前に買いながら本棚の奥にしまわれている本の存在を思い出したのです。

さらには「月」「宇宙」「占星術」「心理学」の本が沢山あることにも気づかされました。
ずいぶん昔に購入しておきながらその後、現実の仕事からは程遠い本たちの存在は、本人にとってはすっかり忘れていたわけです。

東京都下水道局の職員として電気の仕事を18年し、公務員を辞めてからはファイナンシャルプランナー(FP)になり、20年以上、全く宇宙や占星術に触れない長い時代を過ごしたことから、本当にスッカリ現実の仕事の前に、昔興味あったことは薄れてしまったわけです。

そして、本職のファイナンシャルプランナー(FP)として300人以上おお金の相談を3年間でのりましたが、クライアントさんからよく出る言葉があることに気づきました。

FPはライフプランなどを使ってお金の悩みを解決するのですが、お金の相談にのっていると「お金にばくぜんと不安」という女性が多いのです。
なぜ不安なのか、何が不安なのか、お金の計画書であるライフプラン上だけでは見えない心の中の機微があることが相談するごとに分かってきました。

そこで心理学を学び、コーチングの資格や逆算手帳認定講師など、本当に叶えたい夢を実現させるためのサポートを色々な教材を使うことで始めました。

それでも、お金というフィルターを通すと、すっきり晴れ晴れしてすぐに行動できるという人は少ないことが見えてきて、心理やライフプランなどのツールを使うことにも限界を感じました。

そんなときに、20歳の誕生日と共に月の土地を2エーカー買っていたことを思い出し、自分の名前(朋子)に月が2つもあることから、天文から占星術に至るまで月や宇宙に興味があって、15歳の時には流星群が見たいことから北海道に一人旅までした子供時代を思い出したのです。

天文、占星術、女性

天文や宇宙、占星術から読み取れることの膨大な情報量を思い出し、逆算手帳認定講師として活動していくうちに、新月と満月のタイミングを使ってマネープランを作り行動した方が早いことに気づかされました。

「新月は始まりのタイミング」「満月は満ちる時間」など、古くから暦の上で親しまれてきたことも分かってきました。

現代の太陽暦をもとにしたカレンダーではスムーズにいかないことでも、昔の月をもとにした太陰暦を使った方がスムーズにいくことが多いことも知ったのです。

そして「月のとびら」P.4~P.5に書かれていることのヒミツが太陰暦に関係することも納得がいったわけです。

その該当ページには、
『変化。豊穣。時間の移り変わり。女性。母なるもの。妻。処女性。妊娠や月経。水。夜。無意識。身体。子供の頃の記憶。感情。etc.』
と書いてあります。

よくよく見ると女性と関係が深いものばかり。
月に関することは、女性のマネー相談でもムシができない一面があるのではないかと感じるようになったのです。

ただ、「月のとびら」の「はじめに」に『生活がもっと望ましくなる、実用的な本ではありません』と書いてあることにも一致するのですが、お金のプロが作ったライフプランにばかり頼っていては、お金がやってきたり生活自体が豊かになったりはしません。

お金を実際に活かすのは、自分自身の行動だけでしかないのです。
不安でも動かないと、書くだけだったり願っているばかりでは現実は変わらないのです。

それでも「ばくぜんと不安」という目に見えない、お化けかもしらない存在から心が少し離れて、行動しやすくするために占星術やスピリチュアル系のツールを使う必要はあるように感じます。

お金と土台とビジョン

「月のとびら」P.8に書いてあるのですが、
『占いや魔法をこっそり愛好しつつも、そのこと自体に不安や恥ずかしさを感じている人』
『占いに飲み込まれたようになり、恐怖や依存に苦しむ人』
は実際にいます。

ファイナンシャルプランナーや女性社長に多いのは、こっそり愛用しててもそのことを言えずに恥ずかしさを感じているタイプです。

マネー相談に来る人に多いのは、占いに飲み込まれてしまって依存に苦しんでいるタイプ。

両方のタイプの人に出会ってきました。

この「月のとびら」が少しでもそのような苦しみから抜け出すための対話として機能をするなら、ファイナンシャルプランナーとしてお金の不安を解決するために、色んな視点から伝えないといけないという必要性を感じたのです。

これからお金はお札という目に見えるものから、暗号通貨やキャッシュレスという目に見えないものに変化をとげるでしょう。

見えないツールになることから、お金のことでばくぜんと不安になる人、とくに家計を預かる女性には増えるのではないかと感じています。

そのときに、理論と数字と統計、感性や感情、自分が持って生まれた特性を知るための地図やツール。全てを統合して活かしていく必要があるように感じています。

ライフプランというツールだけならAIがこれから担ってくれるでしょう。そこからお金の問題をどう解決していくかは、色々なツールを使って一つ一つ行動して変えていくしかない時代に変化しています。

叶えたい未来にはお金は必要です。
なぜなら今の世界は資本主義世界だから。
物質が第一に築き上げられてきたから。

ですが、お金をスムーズに手にする方法は一人一人違うのです。
豊かな生活を送る人を一人でも増やすために、ライフプランや数字だけでなく、天文や宇宙、占星術などの様々なツールや地図を使ってサポートしていきます。

情報の流れが速い時代、これからますます情報が加速する時代になるでしょう。
そんなときは自分の土台がなにかを知ってから、ビジョンという未来に向かう必要があります。

土台と未来、それをつなげていくことにプラスして、お金の悩みが解決できたらと考えています。

「天文と統計学から新たな土台を引き出すファイナンシャルプランナー」として、石井ゆかりさんの月のとびらをメイン本として、土台や豊かになる方法を見えない世界や宇宙を通して、お金を含みながら伝えていきますね。


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