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関取の産物

大相撲力士の息子が幕下上位で相撲を取るようになって数場所が経ちますが

これまで私たち家族は他人事のように応援しておりましたが、昨日の夜、

力士の息子から電話がかかってきて、いろいろと話をしている中で、

「もし十両に上がったら・・・」という話になりました。

ピラミッド大相撲

いま息子は、幕下という地位ですが、これが十両に上がると

なんと!給料がもらえるようになります。

そして「関取」という称号も与えられます。

しかし喜んでばかりはいられない。

十両に上がる力士は、場所の千秋楽(日曜日)が終わったその週の水曜日に

協会から「十両昇進」を言い渡されます。

他の力士は次の場所前の番付発表までわからないのに、昇進力士だけが

早めに通達を受けます。

この理由はズバリ

「早く準備しなさい」

ということらしいです。

つまり、十両になると「土俵入り」という儀式に毎日でなくてはならず

そのための「化粧まわし」というのが必要になります。

これが一本なんと「百万円」以上はかかるモノらしいのです。

しかも、注文から出来上がるまでに一か月くらいかかる。

すぐに作り出さないと次の場所に間に合わないらしいのです。

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人気力士になってスポンサーがつくと、会社が贈ってくれたり、学校が贈っ

てくれたりするらしいのですが、うちの息子のように、大学途中まで違う

競技をしていて、入門時も誰に見送られるわけでもなく、私が車で送ってい

ったような力士ですので、もしも十両に上がったら、「身内からお金集めて

作ろうかなあ・・・」と心の中で考え中です。

さらに、幕下までは相撲を取るときの締め込み(いわゆる褌)も入門時に

部屋から支給された「綿の締め込み」でよかったものが、関取になると、

「シルクのカラー締め込み」をあつらえなくてはならず、これも

まあまあの金額がするそうなのです。

おまけに関取は移動用の箱を特別にあつらえなくてはならないようで、これ

を「明け荷」というそうです。

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これは一体どのくらいかかるのかわからないです・・・

まあ、身内の中で誰か応援してくれる人がいると良いのですが

何はともあれ、お金のことは何とでもなる

とりあえず、ここまで来たら関取昇進を祈る



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