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地域づくりにつながる出版活動。僕の本づくりを話そう。

 これまで本を出し続けている。
最初の著作は1990年。それから著作は39冊。共著は4冊。編著作は7冊。企画・プロデユース・編集などを手掛けた書籍は25冊。合計64冊。
現在も進行中の本がいくつかある。
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/book/index.php
 

なぜ、今回、本づくりについて書こうと思ったかというと、理由は二つのリクエストにある。
① 若い人で、本を作りたいという人も多い。どうしたら本を出せるのか、その方法を教えて欲しい。
②ライターとして本をだすだけでなく、町づくりのアドバイザー、国の事業の委員、大学の講師、講演など手掛けているが、なぜ、そのような活動ができるのか、その方法を知りたい。
 1つ目のリクエストは、2019年、ある方から誘われたセミナーでのこと。
 会場は「ブックカフェ二十世紀」 https://jimbo20seiki.wixsite.com/jimbocho20c。
 神保町にある古書店とカフェを一体化させたところ。その日は、ドキュメント映画を撮っている監督・古新舜(こにい しゅん)さんと、岡山市農林水産課(鳥獣対策&ジビエ担当)友谷清志さんがメインゲスト。お話のあとイノシシ肉をいただき懇談という内容だった。
 飲食つきのセミナー会場兼古書店というユニークな作り。
 こんなところが神保町にあるとは初めて知った。
 そこのお店に後日訪ねて店長・鈴木宏さんと話をしていたら、「ここでセミナーをしませんか」とお誘いをうけた。
 鈴木さんがつけたタイトルは「金丸弘美大博覧会」。
「これまでの本づくりがなぜできたのか。どうしたら本を出すことができるのかを話してほしい。ここの店に来る若い人で本を出したいという方が多いんです。これまでの書籍も並べて展示し販売もしましょう」という提案。
 古書店なので、これまでの本が展示・販売ができるというのが面白いと思った。
 新刊にあわせてという予定で企画も立てたのだが、本の発刊がずれて、新型コロナで、さらに延期になって、いったん見送りとなってしまった。

『ライターから〝先生〟になる方法』。

 2つ目は、ダイヤモンドビッグ社(「地球の歩き方」)元社長(現在、出版社顧問)の藤岡比左志さんの提案で、タイトルは『ライターから〝先生〟になる方法』。
自分では恥ずかしくて、とてもつけられない題目だ。
 これはオンラインセミナーという形で2020年9月26日にライターズネットワーク主催で実現した。
http://www.writers-net.com/item/228
 
藤岡比左志さん(左)、光畑由佳さん(中)、筆者(右)

光畑 IMG_3001.jpg torimingu

場所は日本橋室町授乳服の光畑由佳さんのお店「モーハウス」のレンタルスペース。
オープンしたばかりで、会場利用の試験もかねて行われたものだ。
 ライターズネットワークは、編集者・ライターを中心とした勉強会だ。
 藤岡さん曰く「ライターだけでは食べていけない。ライターとして生きていくためには、専門性、独自性を身につけていかなければならない。それが僕の持論」。
 内容は藤岡さんが、私に質問形式で、本づくりにいたったいきさつと、現在の得意分野となっている、地域づくりのテーマにいきつくまでを、聞き出すというもの。
 この企画で、これまでを振り返ることとなった。
 実は、藤岡さんはかつてダイヤモンド社https://www.diamond.co.jp/ の編集部にいらした。
そのころに、本の企画の立てかたを教わり、僕の本を出してくださった恩人でもある。

「ゼロからつくるネットワーク術」金丸弘美著 ダイヤモンド社(1994年)、
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/book/bookdetail.php?no=105

「まともな食べ物が食べたい!」金丸弘美著 ダイヤモンド社(1997年)
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/book/bookdetail.php?no=107
 オンラインセミナーを視聴してくださった親しい仲間からは「面白い」と好評だった。
 もちろんこれには「親しき仲にも”よいしょ”あり!」なのだが、せっかく、自分の仕事の振り返りの場を創ってくださったのだから、これまでのいきさつを書いてみよう。それが、今回の連載の始まりだ。

トークショーのあとの記念撮影。ライターズネットワークの仲間と。

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