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僕が田舎で農業をしている理由 なぜ自衛隊の音楽隊から農業なのか~4~農業旅編

どうも、いなかまのこーです。前回も多くの人に閲覧やスキをしていただきありがとうございます。励みになります。

自衛隊→タキイ園芸専門学校→農業旅ということで第4弾になります。前回の記事はこちらからご覧ください。



さて、タキイ園芸専門学校を卒業した僕はそのまま福島県に帰ることなく、農業を昼間手伝う代わりにご飯と寝床をいただくという旅に出ることにしました。

まずは、愛媛県の伊予市にある自然栽培で有名な福岡正信さんの農園にお邪魔することにしました。

自然栽培では有名な方で、自然あふれる良いところで、僕の農園の周辺では柑橘系を栽培する農家は無いので新鮮でした。

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また周辺の森には昔学びに来た人たちが立てた家や、施設などがあり若い人たちが昔一生懸命自然栽培に取り組んでいたことがうかがえました。

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なんとジョン・レノンが来たと噂される場所(ヒッピー文化とのかかわりが深い)でなんとも感慨深かったです。

また、ご飯は自分たちで自炊するようになっており、卵かけご飯がとてもおいしかったです。

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そこで、働いている人に福島の現状を聞かれました福島県は危険じゃないの?

政府が言っている安全を信じられない、危険なのではないのかと何度も聞かれました。僕は、わからないと答えました。自分たちではもちろん安全に栽培しているつもりです。ですが、政府の言うことを信じられない人に何を言っていいかわからなくなったのです。もちろんそういう農法に興味のある人だったので放射能に敏感な人が多かったです。

答えを出せずにいると、

「みんな自分のいるところを安全だと思いたいんじゃないかな?原発周辺の人は、原発の近くが危ない、福島県の人は浜のほうが危ない、東北の人は福島県が危ない、関西圏の人は東北が危ない、海外の人は日本が危ないのようにみんな自分のポジションが安全だと思いたいんじゃないかな…」

と話してくれたのが印象的でした。

自分の中に答えのようなものは見つかりませんでしたが、何となく感覚的に納得させられました。

実は、その前にもいろんなところに話を聞きに行ったときに静岡以北と北海道の物以外は買えない、などと言われたことがありました。

自然栽培、有機栽培、の物を好んで購入している人にとって、福島県で有機農業をしようとしている僕はどういう風に映っているのだろうか…

そして、僕はどのように進んでいくべきなのか考えさせられました。

そこでは、自分のように手伝いに来ている人がいて夕方、海に連れて行ってくれました。連れて行ってくれたのは年上のお姉さんだったのですが「男は30歳からだよ」といろんなことを考え焦っている僕を諭してくれたのを今でも覚えています。とても夕日がきれいでした。(笑)

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最後の夜は、韓国人の方が泊まりにきて藁一本の革命についてや、自然栽培について日本語の上手な韓国の方と伝わらない片言の英語で何とか伝えようとする僕やそこに学びに来ていた人たちと日本酒を飲みかわし、楽しい夜が過ぎていきました。

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次の農園に向うことになります。それまでFacebookで次の農園には連絡を取っていました。

徳島県で自然栽培を行っている若葉農園さんにお邪魔することになりました。そこでも、今まで以上に若い人たちが学びながら働いていました。

ではこの続きは次回にしたいと思います。また頑張って書きますので是非よろしくお願いします。少しでも良かったと思っていただければスキお願いします。

いなかまこーでした。

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