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2020年コロナの旅

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2019年末から始まる京大生の世界を股にかけた放浪の旅。人情、恋、美食、絶景に満ちた日々を活写。次第に迫りくるパンデミックの脅威に私は旅人としてどう立ち向かったか。 当時の日記を… もっと読む
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記事一覧

2020年コロナの旅31日目:路面電車の都プラハ、リダとのデート

1/16 8時半ごろ目を覚ますと私以外の3人はすでにいなくなっている。旅人の気安さ。悪い人間関…

Koske
2年前
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2020年コロナの旅30日目:リダとの出会い

1/15 二段ベッド上段に寝ているジャックのアラームがけたたましく鳴って朝10時を告げた。私は…

Koske
2年前
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2020年コロナの旅29日目:プラハへ

1/14 ポーランドの農村の朝。といっても9時過ぎだが、冬なので日の出も遅く、まだ早朝の空気…

Koske
2年前
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2020年コロナの旅27日目:爆安グルメの都クラクフ

1/12 クラクフ3日目の朝はスペイン人のパウの部屋で目覚めた。ありもので朝食をとる。 ヌテ…

Koske
2年前
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2020年コロナの旅26日目:変な日本食、コメディエンヌとの出会い

1/11 朝起きて水道水を飲む。日本のウェブサイトを見るとポーランドの水道水は飲んではならな…

Koske
2年前
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2020年コロナの旅25日目:猫宿、朝飯、教会、トルコ人たち

1/10 10時ごろにピロウズパーティーホステルからチェックアウトする。次はキャットホステルと…

Koske
2年前
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2020年コロナの旅24日目:古都クラクフ―女の子と俺と、時々アレックス―

2020/01/09 起床して朝食を取るべくダイニングキッチンに行くと、ラテン系の若い女性がパジャマ姿でコーヒーを飲んでいた。艶々した太い茶髪で、眉毛も濃い。 おはよう、と言ってスパゲッティをゆでる。なぜかポーランドのスパゲッティは茹で時間が劇的に短い。2分で茹で上がって、皿に盛り、ペストを絡めて朝ごはんの出来上がり。 食事用の机は一つしかないので、女性に座っていいか聞いてみた。 「もちろん!」 人懐っこい笑顔の女性と、何となく世間話をする。彼女の名はマリアと言い、

2020年コロナの旅23日目:迫害されるユダヤ人の痕跡

2020/01/08 朝9時ごろに起きてシャワーを浴びようと思いたち、入浴セットがカバンの中にない…

Koske
2年前
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2020年コロナの旅22日目後編:古都クラクフと煙のカーシャ

2020/01/07続き クラクフ空港について早速、オブヴァジャーネックの店がいくつかあるのに気づ…

Koske
3年前
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2020年コロナの旅22日目前編:スキャヴスタ空港より、スウェーデンを発つ。

2020/01/07 いよいよ、スウェーデン最終日。宿のチェックアウトは11時まで。チェックアウトを…

Koske
3年前
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2020年コロナの旅21日目:ドイツ語を話して妹分ができた話

2020/1/6 起床して、朝食を買いにリドルへ参る。 どこのリドルの前にも物乞いがいて、たいて…

Koske
3年前
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2020年コロナの旅20日目:丘とカタツムリと空飛ぶヤコブ

2020/01/05 この日、やはり花のことが気になっていた私は、やたら早起きをしてロビーに座って…

Koske
3年前
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2020年コロナの旅19日目:博物館めぐり、花

2020/01/04 この日はホステルが用意している朝食バイキングを利用してみた。1食で60クローネ…

Koske
3年前
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2020年コロナの旅18日目:はじめてのスウェーデン語の会話と、日本人カトー氏

2020/01/03 ビルカホステルで目覚める朝。昨日と同じ悪臭の中で目覚めたはずだが、鼻が慣れたようでよくわからない。温かく、また、家の人に気を遣う必要がないのが気楽で快適にさえ思われた。 朝から近場のlidl(リドル)というドイツ系の格安スーパーに行きOstschnitzel(オストシュニッツェル「チーズのカツレツ」)の冷凍食品を買い帰宅。レンジでチンしてブランチとする。 カツがふにゃふにゃなのがイマイチだがまあ小腹を満たすには悪くない。 シュニッツェルを食べながら