いなか伝承社(地域おこし支援)

各地の田舎を、「いなか」の多様性(特徴)を残したまま、次の世代に伝えられるようにするために、 そこにしか無い地域資源を掘り起こし、可視化することによる、日本各地で地域おこしの支援活動を行っています。

いなか伝承社(地域おこし支援)

各地の田舎を、「いなか」の多様性(特徴)を残したまま、次の世代に伝えられるようにするために、 そこにしか無い地域資源を掘り起こし、可視化することによる、日本各地で地域おこしの支援活動を行っています。

最近の記事

王族の味は庶民の味と同じだった

最近、ローゼルを食べました。 クレオパトラが愛したというローゼル。 見た目は美しいですが、生で食べたら味は「イタドリ」と全く同じ。 同じ味すぎてビックリ(◎_◎;)。 あれ・・・この味はそこらへんに生えてるやん。 庶民と王族の食べ物の味は同じだった! #ローゼル #ハイビスカスティー #クレオパトラ #イタドリ #シュウ酸 #山野草

    • 子供たちが生き物を通して成長する姿を見て、真の学びの現場が見れた!

      子供たちの学びについて、生き物を介して非常に貴重な経験ができたので、Yahooニュースの記事にしました。 スポーツや受験科目はランキングやコンクールなどで誰かから認めてもらうことが可能だけれど、地味にコツコツ自ら行う学びは評価されづらいので、埋もれている子供たちや大人を応援して成長を支援したり、仲間を増やしてあげることができたらと思って動いています。 その中で、一度取材させていただいて、橋本市で私が応援している中学生がいます。 その女の子と、橋本市で14年間勤務されていた

      • 【仕事としての林業に興味のある人、ゆる募】

        和歌山県かつらぎ町にて、林業家として働いて見たい方おられたらお声がけください。 生計は立つものの成り手が足らず、山の仕事=管理も含むので地域の山の荒廃が広がっているそうで、地域として人材を育てたい意向を伺っています。 具体的なシゴト内容は、 山に生えているコウヤマキの管理・収穫・販売まで一連の作業です。 ※隣町の和歌山県高野町の世界遺産・高野山で真言宗の仏花としてコウヤマキが使われており、その需要が常にあります。 いきなり仕事が出来るorいきなり山村に住める、ような人が

        • 熊本大学 薬草園は非常に良かった!

          薬草の知識を深めるために、あまり何にも考えずに熊本大学の薬用植物園を訪問。 2000種の薬草が栽培されているらしい。 <良いとこ> ・見学無料、事前予約も不要 ・電停(路面電車の駅)から近い ・広い、展示品種も多い ・情報量の多めの看板 ・見た目が似たような植物を並んで展示している←ココ一番重要!すばらしい!   例①:ガジュツ、春ウコン、ウコン   例②:ハブソウ、エビスグサ   例③:ヒエ、アワ、キビ、シコクビエ などなど <残念なところ> ・水生植物の展示も充実して

          中冨記念くすり博物館 良かった@佐賀県鳥栖

          久光製薬の運営しているクスリに関する博物館。 なんと、今の時代に入館料300円で室内展示と屋外の薬草園を見ることが出来ます。 ※写真は最下部に掲載 結論: めっちゃ良かった! <良いところ> ・300円とは思えない程充実してる ・今までいくつもの薬のミュージアムを見てきましたが、他のミュージアムは生薬の材料になる展示物が植物由来のものがほとんどなのに対して、ここは鉱物由来のもの、昆虫由来のものをまんべんなく展示しており、素晴らしい。 ・なので薬用昆虫の資料が豊富 ・地域

          中冨記念くすり博物館 良かった@佐賀県鳥栖

          2日目の柿の葉寿司

          手作りの柿の葉寿司いただきました。 2日目は、自分は良く焼く派。葉っぱが焦げるまで四面焼く。 焼くことで中のサバが温まって脂が染み出てきて美味しい。 固まった米つぶも復活するし。 #柿の葉寿司 #郷土料理 #和歌山

          高野山の水銀(丹・辰砂)伝説について

          『高野山には朱の塗料や金メッキに使う重要な金属「水銀」の元が埋まっていたから、当時空海が高野山を欲した説』を地域の方は聞いたことあると思います。 先日も記事を書いた「土染め」をしている私も、そんなストーリーを活かした色が出せればいいなと思って、関係機関にきちんと許可を得て高野山の表層とそれより深い部分の土サンプルをもらってきて染めてみました。 が、現れた色は全く朱に関係なさそうな色でした。 ・地学の専門家に確認しましたが、今のところ高野山に水銀の鉱脈は見つかってない。そ

          高野山の水銀(丹・辰砂)伝説について

          土染めレポート 九州編

          九州へは土染め用の土採集と和の薬草利用についての勉強しにいったのですが、 梅雨明け前の連日の長雨でレンタカー借りたけれどほとんど土の採集はできず、残念。 いくつか採集してきたものを染めてみました。 とってもキレイなアースカラーに染まった♪ 並んでいるものは左側から ・高知県仁淀川町の土 ・福岡県筑後市の土A ・福岡県筑後市の土B ・三井三池炭鉱の石炭 ※石炭はもう採掘していないのですが、活用の趣旨を話して貴重な過去に採掘した石炭を分けて頂きました(1997年に閉山)。

          【女性に聞きたい。単純に着物をきることが好きな男目線で思うこと】

          用事があって、一般的な着物の始め方教本を読んで思ったこと。 『女性の着物ってとても面倒くさそう』 もっと最低限のシンプルなルールにして、着物にもっと自由があってもいいんじゃない? 自分の中では、女性の着物の「格」とか本当にどうでも良い。 留袖、振り袖、訪問着、色無地、つむぎ、お召し、小紋、化繊、木綿、ゆかた、などなどこれらの違いは一般人の男性はほとんど分からないと思う。 私もよく分からない。そんな違いなんて気にしていないし。似合っていたら着物なら何でも素敵に見える。

          【女性に聞きたい。単純に着物をきることが好きな男目線で思うこと】

          花粉の味はどんな味?

          普段は花粉なんて集めづらいものは食べないのですが、1種類だけ集めて食べる植物があります。 それは「ガマ」の花粉。 この時期になると湿気のある土地に、魚肉ソーセージみたいなものが刺さったような棒が生えてると思いますが、その花粉を食べます。 そのガマの花粉の味は、個人的には卵黄の味がします。とても濃くて美味しい! ヨーグルトにかけたり、きなこ餅風にしても美味しい気がするものの、いつも花粉だけで美味しいのですぐ無くなっちゃう。 ※ちなみにガマの花粉自体は生薬「蒲黄」として使わ

          今年のカイコは、玉繭を作ってみた

          5/24 カイコ一匹目誕生 7/1 全員繭作り開始。現在47匹 カイコの習性を利用して、マユ作りのタイミングで狭い空間に複数匹入れてみると、2匹同時に繭作りをするブロック、3匹同時に繭作りをするブロックが現れました。 繭のサイズは一匹繭とは違い、一回り大きくなっています。 これで一つの繭の中に、複数匹が共生している繭ができます。 ※養蚕場では確率は低いが普通に起こる現象 くず繭の中で、2匹の蚕が共同で一個の繭にしたものを「玉繭」と言います。 この玉繭は、普通の養蚕をして

          今年のカイコは、玉繭を作ってみた

          土地の色を表現してみた。「読谷(よみたん)オレンジ」@沖縄

          各地のご当地土を使って染色。 今回は「読谷(よみたん)オレンジ」に染まりました。 読谷村の土だけで染めた、読谷村の色。 かなり明るい、黄色味の強いオレンジになりました (土の採集場所、精製度合い、染色生地により色は変わります) ちょっと明るすぎると思ったけれど、使っているうちにどっちにしろ黒ずんでくるのでこのままでいいかなぁ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 読谷村(よみたんそん):沖縄県中部の村。 ・村だけど、人口41000もある ・那覇空港までバス

          土地の色を表現してみた。「読谷(よみたん)オレンジ」@沖縄

          「え、キミたち同じうちの子なの?」

          【カイコ観察日記 標高の違い編】 一週間前におすそ分けしたカイコの様子を見せてもらったら想定外の違いにビックリ。 一週間前に標高100mの橋本市内のご家庭にカイコの幼虫を提供。 餌はクワの葉で場所が違うとはいえほとんど同じ、違うのは標高とそれによる夜の気温。 我が家:標高600m。夜間温度10℃(本日)。集落に使えるクワの木が一本しかなく、低頻度での葉の補給。 提供先:標高100m。夜間温度15℃(本日)。すぐそばにクワの木があり新鮮な葉を高頻度で補給。 カイコは夜中

          「え、キミたち同じうちの子なの?」

          お米屋さんが作る、貴重な昔ながらの自家製造はったい粉

          60年前からある機械で作る、「はったい粉」製造現場を見学させていただきました。 自分の好きな食べ物なので、情報をたくさん掲載していますが、今では食べる文化が失われ、スーパーによっては取り扱いが無い場合もあります。 置いてあってもどこかの製粉会社の機械製造のものなので、地元で昔ながらの機械で自家製造されるはったい粉が存在するだけで非常に貴重! 昭和38年から使い続けている機械。 燃料は変化しても直火の強火力で煎る作業は変わっていません。 裸麦をハゼるところまでじっくり煎る。

          お米屋さんが作る、貴重な昔ながらの自家製造はったい粉

          【野生のガムを味わう】

          昔の子どもたちのオヤツ、当地では通称「ミドリ」。 ヤドリギの一種なので高いところに生えており、松に登って、この実をたくさん集めて噛むと強烈なネバネバが発生して、ガムみたいにして食べました。 去年から狙っていて、そろそろ熟してきたので、やってみた。 味は全然ないけれど、ねばーーーーっとした塊が口の中で広がって面白い。 話を聞いたおじいちゃんの一人は、松に登ってこの実をたくさん集めて、同級生の女の子にプレゼントした想い出を懐かしそうに話してくれました。 正式名はマツグミ

          土の御礼

          先月の沖縄出張から帰って以降、続々と、各地から土が届いています。 先日FB 上で広報した、「土染めして、それぞれの土地を表現できるか試したいから土送ってください」案件ですが、各地の皆さまから順次送って頂きました。 (※元の記事→)https://x.gd/GC6U7 ありがとうございます。 その前に採集してあった原土もあるため、まだ皆様の土に手をつけられてはいませんが、順次染色テストさせていただきます。 第一弾として30ヶ所の土を試そうと思っており、まだ余裕あるので、引き