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“静かな退職”について思うこと。

客へ向かう運転中にテレビを流し聴きしていたら、“静かな退職”という単語の解説をしていた。どうやら、与えられた仕事以上の仕事はせず、自ら進んで仕事に取り組むことをやめることを指す言葉のようだ。最近この“静かな退職”なる言葉が35歳以下の世代で注目されている。

静かな退職についてTwitterのみんながどう考えているか気になったので見てみた。やはりと言うべきか日本人の勤労精神とZ世代のプライベート重視が対立し、賛否両論が巻き起こっていた。
ちなみに僕は既にこの働き方を社会人1年目から実践している。

仕事はキャッチボールだと思っている。
客から泥だらけの汚いボールを投げられ、それを綺麗に磨いて社内の担当者に投げ、社内の担当者から帰ってきたボールを受け取り、客へ丁寧に投げ返す。
このキャッチボールで楽をする方法として、1.ボールを磨く時間を減らす。2.客が投げたボールに“ノー”と言い即座に投げ返す。3.客が投げてきたボールをキャッチしない。が挙げられると思う。
手持ちのボールは少ない方がいいし、ボールを自ら進んで取りに行くなんて給料が増えるわけでもないのに無駄で愚かな行為だと心の底から思う。まさに肉屋を支持する豚のようで見ている分には面白い。搾取されてることに良い加減気づけば良いのに。
頑張って社内折衝や客と何回も商談をしたら受注が狙える案件や、威張り散らかして上から目線で喚く取引先担当者に対しては「申し訳ございません^_^ 社内で検討してみたのですが、今回は残念ながら辞退させて下さい。^q^(大嘘、僕の脳内でしか検討していない)」などと言いサッサと撤退するに限る。

そもそも僕が営業活動を頑張ったところで会社と株主が得をするだけであり、僕の財布には1円も入ってこない。確かにボーナスの査定には影響するかもしれないが、ウチはJTCだから最高評価と最低評価で10万円ほどしか違わない。去年は上期下期どちらも下から2番目の評価だったが、それでも源泉徴収票の収入欄を見ると年収500万円に届きそうになっていた。恐らく今年は500万円は超えられるだろう。ウチは出世しなくても等級制で勝手に給料が上がっていくから、営業車の中でハナクソでもホジってアクビしてるだけで40で年収800万くらいまではほぼ確実にいける。
しかもルートセールスなので、数字が出来るか出来ないかは景況感次第だ。卸と小売を挟んでるから滅多な時以外は客から電話なんて来ない。電話が来てもすぐには取らない。ウチにはカスタマーセンターがあるからだ。しょうもない質問はそっちへ誘導しなければ。2時間くらい後に掛け直すと、案の定しょうもない質問であることが多い。そしてカスタマーセンターに問い合わせて解決済みとの返答だ。

今日は朝1件だけ展示会の招待状10枚を客のところへ持って行った。その招待状も事務所に200枚くらいあるのを適当に10数えて持って行っただけ。それを客の前で扇状に広げて、これ見よがしに「苦労したんすよ〜」とか言ってやった。
もう面倒臭いし、秋の交通安全運動やってるから運転もしたくないし、家に帰ってベッドに寝転んでnoteを書いている。
午後から客と打ち合わせがあるが、僕はteamsで聴いてるだけ、資料は本社の人間が作ったし、本社の人間が参加して発言するから、僕は議事録だけ取っておけばいい。ナマで聴くのは面倒くさいからパソコンの横にスマホを置いて録音して後で倍速で再生して議事録を作るか。

まあ話がそれたが、“静かな退職”もう始めてる人もいますよーってことが言いたかっただけ。
良くうつ病の人が陥るのは「私がいなくなったらこの仕事どうなっちゃうんだろう」という悩みだと思うが、大丈夫、あなたがいなくても代わりなんてすぐ見つかるし、代わりが見つからないほど属人的な仕事なんてこの世の中にほんの一握りだから。総理大臣にも代わりはいるし、社長にも代わりがいるように。
仕事なんて適当にやって給料は満額貰いましょう。
季節の変わり目で気温もグッと下がり秋の訪れを感じます。
くれぐれもご自愛下さい。

以上になります。
宜しくお願い致します。

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