【狩猟鳥獣解体新書】ヨシガモ♀【味・調理法】
休日ハンターのちょーすです。
狩猟鳥獣の解体新書を始めてみました。
記念すべき初回は「ヨシガモ」です。
有名どころの「マガモ」や「カルガモ」ではないのは、大体味の想像が出来るから、ではなく、単純にまだ獲れていないだけです。
新しい種類が獲れましたら、随時更新していこうと思っています。
ヨシガモ
ヨシガモは(葦鴨/Anas falcata)は、カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類です。
WEBで調べたり、知人にも聞いてみたところ、ハンターでも食べた事が無い人が圧倒的に多く、またあまり評判もそこまで良くないようです。
Wikipediaにも味については記載されていません。
オスは頭部が青いので、マガモに似ていますが、嘴や脚が黒いのが特徴です。
実際に調理して食べて、忌憚のない個人的な感想をまとめていきます。
解体
獲ってすぐに血抜き・脱毛や脱腸等の下処理はして、一晩冷蔵庫で寝かせました。
砂肝がかなり大きいです。
多少、毛の処理が甘いのは、後でお湯で毛穴を開いて、キレイにしました。
処理をしている途中、食道や胃からドングリが出てきました。
ドングリ等の木の実を食べる個体は脂が乗って、身も丸々しています。
余談ですが、弾は脚から1発出てきました。
弾はこれだけ小さいので、これで鳥に致命傷を負わせることは出来ないので、鳥がこれで落ちるのは、弾が同時に数発当たることによるショック死になります。
調理
ガラはグリルで軽く炙り、鍋に張った水へ入れ、出汁を取り、塩で味を整えると鴨の旨味がギュッと詰まった鴨ガラスープになります。
鴨ガラスープを酒や塩・醤油等で味を整えて、鴨肉やネギ等の野菜を入れて、鍋にします。
モモ肉も面倒だったので、鍋に突っ込んだところ、脂が凄く出てきました。
スープは別に取り分けておけば、うどんや蕎麦のつゆにすると美味です。
ムネ肉は塩胡椒をまぶし、オリーブオイルで焼いだけです。
ハツや砂ずりは脂が少ないので、アヒージョ等に向いてます。
肺や肝は今回は食べませんでした。
特に臭みも無く、美味しく頂きました。
まとめ
初の鴨がヨシガモというレアケースでしたが、美味しく頂けたので、大満足です。
また1羽でも様々な料理が出来ました。
これからも獲った鳥獣は折角、頂いた命なので、美味しく食べてあげたいと思います。