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【狩猟日記】ハンター1年目#4【初獲物!】

休日ハンターのちょーすです。

間もなく今年の猟期が終わろうとしていますが、この度、初めて獲物が獲れたので、時系列でまとめました。

夕出鹿

この日は朝から山口県内のチームの巻狩に参加していましたが、全く獲れずに午前が過ぎ、巻狩が解散しました。

この後、私は今シーズンはまだ獲物を獲れていなかったので、一緒に参加していた方と夕出鹿を狙うことにしました。

夕出鹿(ゆうでじか)とは、夜行性である鹿が餌を求めに寝屋としている山から別の山へ移動するタイミングの鹿のことで、反対は朝に寝屋に戻る朝入鹿(あさいりじか)と呼ぶようです。

出鹿・入鹿は山を降りてきて、餌場の山へ移ったり、寝屋の山へ戻ったりするため、田舎だと道路を横断することになるため、山を深く入らなくとも、獲物を狙うことが出来ます。

また、民家や道路に注意して猟銃を取り扱う必要がありますが、猟犬も山に入れずに猟が出来るため、単身猟が好きな方や猟犬を持っていないハンターにピッタリです。

今回はその出鹿を、いつも巻狩をする山の近辺を車でゆっくりと走りながら、木化けしている鹿を狙います。

日の入り30分くらい前から徐々に鹿が山から出て来始め、道路から数十メートルの所に突っ立っている鹿がいます。

簡単に見つかりそうな気がしますが、動かず木影でじっとして居る鹿は本当に見分けが付かず、一緒に行った先輩猟師の方が「あそこにいるよ」と指を差しても分からず、空気銃で撃っても、鹿が動きだすまで分からないくらいでした。

良く鹿が出るポイントへ着くと、車を降り、物音を立てないように静かに山を登り、通しを探します。

この時には数歩歩いたら、一旦停止し、耳を澄ませて物音がないか探しながら歩きます。

今回はそれをしながら歩いている際に、鹿を見つけ、うまく当てることが出来ました。

撃った鹿は3歳の雌鹿でした。

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基本的には上手く弾が当たったため、当たった直後にひっくり返っていましたが、しばらく足が空を掻いていました。

これから頂く命に手を合わせます。

しばらくすると動きも小さくなったため、首元にナイフを入れ、動脈から放血をしました。

動脈は鹿から見て左側にあり、右側は静脈なので、刃を入れてもあまり出血しません。左側に入れると、ドバドバと出血します。

斜面であれば、足を頂上側に上げ、頭を下にしてしばらく放血させます。

ある程度放血させたら、道路へ搬出し、荷台へ積み込み、一段落です。

内臓出し

その後、流れている小川等に漬けて、温度を冷やします。

この時に、腹を開け、内臓を出して、お腹の中から一気に冷やします。

今回、私が撃った鹿は雌鹿だったので、お腹に胎児がいました。

産まれることが出来なかった命に手を合わせて、土に埋めてあげます。

温度がある程度下がったら、小川から出し、解体出来る場所まで持って行きます。

解体

今回は自分で解体せず、別の方にお願いしましたが、本来であれば、初めての獲物は自分で解体することをおすすめします。

また、撃ったものの責任として、心臓は自分で頂きます

今回は9粒という9つの球が出る散弾を使用しましたが、弾が着弾した部分は血で肉が傷んでしまいやすいため、獲った肉を食べることを考えるとスラッグ弾という1発の球しか入っていない弾等を使用した方が良いそうです。

左がスラッグ弾、真ん中が9粒、右が3号弾です。

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ただ、スラッグ弾の場合は急所に当たらないと、弾が当たっても獲物が転ばないため、狩猟の腕や考え方で使う弾が変わります。

まとめ

とりあえず、1年目の実績が0というのはなくなったので、一安心です。

しっかりと来年につながるように課題も考えながら、残りの短い猟期を過ごしていきたいと思います。

今回の狩猟は長州ジビエ団のYouTubeにもアップされています。

良かったら見てみて下さい。