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徒然なるままに、戦争について語る📝

ようやく観れた。
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

現代を生きる女の子が、
ある日昭和時代にタイムスリップして
もうすぐ特攻に征く青年と出会う話。

予想してたよりも恋愛の要素は少なくて、
個人的な愛情⇔愛国心
日常⇔戦争
の対比が鮮やかな作品だった。

衝撃的だったシーンは、
爆弾が落ちてきて、
どんどん焼け野原が広がっていくシーン。
目の前では爆弾で焼け死ぬ人がいる。
ヒロインも足が下敷きになり、
今にも焼け焦げる寸前に。
思い出しただけでも涙が出るシーンだった。

これが現実に起こって、
体験者が今でも生きていると考えると、
もう想像を絶する辛さだろうなと想う。
思い出したくない、話したくない
というのも無理はない。


正直、戦争に興味が湧いたのがつい最近で、
あれだけ座学で日本史を勉強しても、
覚えているエピソードは
恥ずかしながらほとんどない。
「平和ボケ」していたんだと思う。

でも、この戦争に負けたことで
現代の日本は良くも悪くも様変わりして、
その影響を私たちはたくさん受けていることを知ったおかげで、
戦争を自分ごとだと捉えられるようになった。

***

特攻に意味はあったのか?

尊い命を犠牲にしたという点では、
もう決して繰り返してはならないこと。

しかし、国のために命を捨てる国民に
海外の軍人は怯んだと聞いたことがある。
日本は本当に強かったのだと思う。
そして、「もう戦争を繰り返したくない」
という現代の国民の想いの強さは、
彼らの犠牲があってこその強さなのだろう。


そもそも戦争に意味はあるのか?

陰謀論だと言われるかもしれないけれど、
戦争はビジネスで、
軍事産業はめちゃくちゃ儲かるから
お金のために敢えて仕掛けている
という説がある。

一部の人たちの巨額の利益のために
命が失われ、悲痛に叫ぶ人たちがいると考えると
胸やお腹のあたりがずんと重くなる。

***

神の視点から言えば、
どんな争いごとにも善悪は存在しないのだろう。
戦争をしたい人がいるから戦争が起こる。
ただそれだけなのかもしれない。

でも、自分の幸せを考えれば、
戦争しないほうが幸せな人の方が
圧倒的に多数だろう。

だからこそ、自分の幸せを守りたいのであれば
戦争に想いを馳せて、
自分の意見を持つことが大事だと思う。

そうか、、だから私はここ最近で
やたらと戦争の作品を見たがったり、
戦争の跡地や記念館を
訪れたくなったりしていたんだ。

自分の幸せをより感じるために。
自分の幸せをこれからも守り続けるために。

***

「戦争は良くない」
というのはそりゃそうかもしれない。
でも、自分でも意外だったのが、
戦時中の日常の美しさを感じられたこと。

食べ物が満足に手に入らなくても、
手元にある食事をありがたくいただく。

飽食の時代である現代に生きる女の子が、
一度も食事に対して文句を言わなかったことに
ちょっと、いやかなりびっくりした。

その分、鯵のお刺身やお米、日本酒などが
とっても贅沢なものであって、
私から見てもごちそうに見えた。

今私が同じものを食べても、
彼らほどの喜びは味わえないだろう。

そういう意味で、
戦時中の日常ではみんな活気があって
少しうらやましいとすら感じた。

そう思うと、
戦時中だから不幸だとか
平和な時代だから幸せだとか
一言で片付けるのはもしかしたら
安直すぎるのかもしれない。

***

ストーリーを思い出すだけで
胸がぎゅうぎゅうしてしんどくなるけど、
特攻隊の人たちが望んだのは、
輝かしい日本の未来。
バトンを繋いでもらった私たちが
より長く、幸せに生きること。

あ、やばい、打ちながら涙出てきた。

だから、彼らのことを思えば思うほど
今の自分が感じている幸せを
もっともっと大事にして生きていきたい。

戦争で何があったのか、
戦争が終わってからは何があったのか、
それが今の私たちにどんな影響を与えているのか、
もっともっと、知りたい。

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