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稲ほ舎「不耕起栽培」プロジェクト⑧~出穂(しゅっすい)しました!!~

更新がかなり滞ってしまっていましたが、もしかしたら、これを読んでくれている方の中には「あの自然栽培の田んぼ、どうなってるのかなぁ…?」と思ってくれていた人もいたかもしれません。(ありがとうございます泣!!)

青々とした葉っぱはぐんぐん伸びていたのですが、葉の数がなかなか増えてくれず、分けつしないまま、田植えから1か月経ってしまいました。

6/13に田植え
なんだかヒョロヒョロ

そのままひょろひょろ~と伸びていった苗たちですが、8月8日の暑い日に、分けつはしないままでしたが、無事出穂(穂が出て)してくれました!!!

ちなみに、「出穂」は「しゅっぽ」ではなく、「しゅっすい」と読みますよ(笑) これちゃんと読めると、ちょっとドヤ顔できます(笑)

出穂する前に稲たちは「花」を咲かせます。稲は自身の花粉で受粉する自家受粉の植物。つまり同じ穂の中で開花、授粉が成立します。

真夏の暑い時期にひっそりと花を咲かせることが多い稲の花ですが、この時期の稲たちはとってもデリケート。稲以外の草たちも青々と茂っている自然の田んぼですが、しばらくは草刈りはしないでおきます。


ちっちゃい稲の花、見えますか??


ちなみに、原田マハさんの「生きるぼくら」では、こんな風に表現されています。(アサミさんのお気に入りの箇所だそうです^^)

「いわば、お米が結婚して、子供ができるようなもんだ。人間の女性だって、妊娠したらデリケートになるだろ?それと同じだよ。……つっても、独身の君らにゃわからんだろうけど」
とにかく、このさきはしばらく草刈り無用、田んぼに入るべからず、と田端さんに釘を刺されてしまった。
「でもまあ、君らは今日、お米の結婚式に立ち会ったようなもんだ。それは確かにラッキーだったな。バージンロードに泥だらけの長靴で踏み込んじゃったにしても」
しゃれたことを言う。人生は、なんだかおかしくてたまらなくなった。

生きるぼくら 原田マハ


そしてたくさんの生きものや、いろんな種類の虫たちが遊びに来てくれている自然の田んぼは、とってもにぎやかです。
(虫さん苦手な方は、この先の写真にご注意ください)


いろんな生きものの休憩所になってるようです。

さて、北辰農産稲ほ舎の田んぼでは、8月下旬から稲刈りがスタートし、10月5日時点で、終わりに近づいてきています。

自然の田んぼの稲刈りはいつになるのかなー。



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