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頭の中にあるかもしれない消しゴム

折に触れやってくる余命感に、新しいバージョンが来た。
若年アルツハイマー疑惑。
思い当たる部分が多く、深くなってきた。

これはこれは。そう来たか。
致死の病×2、3回の時とはまた違うエキサイティング。

今年の七夕のお願いが決まった。
かわいく楽しくボケられますように。
不機嫌ではなくご機嫌な子どもになれますように。
暴力や徘徊は、いりません。都合良すぎる願いかな。

夫も私も普段から5才児マインド&言動をさらしているので
お互い準備はOKだね、と確認し合った。

どうしてこうも、病や死やボケに楽観的なのだろう。
ファンタジーが過ぎるのかな。
マイナス経験のリハーサルが多いからかな。

短期間の記憶喪失は大学生の時。
交通事故で頭を打って数日間、
記憶が砂のようにさらさら流れ
病室に人が入ってくるたび自己紹介をしていた。
人類皆兄弟のハイな気分で患者さんたちに話しかけまくり
1人のおじいちゃんにナンパと間違われ
詩をたくさん書いて大学で配った(過去に戻って止めたい)。

静かに人に尽くし切った気仙沼のおばあちゃんがボケた時
病室に入ってくる誰かわからない人たち(含・母や私)に
「お腹空いてないか?」と気遣っていた(過去に戻ってhugしたい)。

人にもらうこと満載だった私はボケたら「食べ物持ってない?」
と聞きそうだ(未来に行って止めたい)。

さて、どんな準備をしよう。物、人、書き残すもの。

エキサイティング。


(写真は、某イベントで大きなキャンバスに
  夫と自由に描かせてもらったもの)

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