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いなぎ電子キットの電子工作キット説明 14

今回は「リレーを使った早押し回路キット」について紹介します。

リレーという部品は、小さな電気信号で大きな電流の部品をコントロールするときに使います。
例えば、大きなモーター動かす時や大きな照明を点灯する時は、大きな電流が流れます。
大きな電流は普通の電子回路で使うようなスイッチでは焼き切れてしまいます。
そこで、手元の小さなスイッチを入れると、大きな電流を流せるリレーが導通して、リレーが導通することでモーターや照明を動かす、というようにします。

リレーはそういったところでよく使いますが、電子工作ではなかなか使う機会がありません。
でもリレーという部品はどんなものか知るために一度は使ってみたい、という方々のために(そんな方々はいませんか?!)、このキットを用意してみました。

単純にリレーを導通させるだけでは面白くないので、リレーの使い方の一つでもある自己保持回路というものを構成してみました。

自己保持回路とは、スイッチを入れると その後にスイッチを切っても導通した状態が保持されるというものです。

キットでは2つのタクトスイッチのうち、どちらか先に押された方の回路を導通状態にし、その後にもう一方のタクトスイッチが押されても先に押された回路の導通を保持します。
保持を解消するにはリセットスイッチを押します。

以上の操作を利用して、2つのスイッチで早押し回路にしました。

3つのリレーの組み合わせで実現しています。
自己保持の仕組みを知るとリレーどうしの巧妙な関係がなかなか興味深いです。

リレーを使ってみたい方、経験値アップのために一度作ってみるのはいかがですか?
動画もあります↓


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