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趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.144 音楽 Perfume 「Spinning World」

こんにちは、カメラマンの稲垣です。

今日は音楽 Perfume の「Spinning World」についてです。

ずっと大好きなPerfumeの新曲。

いかにもPerfumeらしい中田ヤスタカさんが作り出す80年代シティポップとエレクトロのミックスされた曲。ほんの少しニュージャックスイングもw

今回はMVの世界観がとっても印象的。

どこかの天空の城でゼンマイ仕掛けの三人の人形たちが暮らしている。

ポップな中国風。

歌い、踊り、お茶して、ゲームして。

一人のゼンマイが止まると、残り二人でゼンマイを巻いてまた動き出す。

このゼンマイ仕掛けのような人形の動きをMIKIKOの振り付けでPerfumeがCGを使わず自らの体幹で表現しているのがすごい。

本当に人形のよう。止まっている時、瞬きもしない。

歩き方も、ちょこちょこと動く。

Spinningの回転というようにスカートをひらめかせながら回るダンスも素敵。

トルコの旋回舞踊を彷彿させる。


女の子のグループはなかなか長い時間活動するのは難しい。

そんな中Perfumeはかなり息が長い。

単に長いだけでなく、毎回進化し、新しい表現を見せてくれる。

一人のゼンマイが止まると、わ〜っと二人が駆けつけてゼンマイを巻き直す。

まさにそんな感じに三人は助け合ってここまで来たのでは。

MVではロボットやプログラムやSFや人形などが多いが、ライブのMCで見せる助け合う仲の良さは見ていてホッとします。

サウンドやダンスの独自性、唯一の世界観、仲の良さ、

そう、PerfumeはPerfumeの世界観を突っ走ってください。

今日はここまで。




「この元気ない世の中を、私たちが盛り上げていくぞ! ゴーゴー!」みたいなダンサブルでイケイケな感じでは全然なく、聴いてくれる人の日常に寄り添って「こんな考え方をしたら楽に生きられそうじゃない」って提案するような、すごく優しいアルバムだなって思いました。
/のっち