趣味はと聞かれ「映画と読書と音楽です」と言うのが躊躇してしまう。映画編その12最終回
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
先日映画のまとめ編を書きました。
今回が最終回です。
僕の映画人生は、純粋に映画が好きになり、学生時代に自主映画を作って
カメラマンになって映画雑誌で仕事して、本物の映画のスチールまで体験しました。
結局自分の中で映画の現場では映画の本質は探せれなく、
また純粋に映画を楽しむことになりました。
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そして今、コロナ禍になり、映画館にも行かずレンタルビデオで借りるのもやめました。
じゃあアマゾンプライムやネットフリックスかと思われますが家族は観ていますが
自分はそれでは観ていないんです。
では映画を観なくなったのかと言いますと、まあ年に170本ほど観ています。
それはテレビで放送された映画を観ると言うことです!
自分で好きな選んだ映画ではなく、”他力”のテレビ放送された作品を。
これが今すごく楽しい!
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今まで見てこなかった作品を見ているんです。
その中で筆頭はなんと寅さん!
「男はつらいよ」シリーズです!
山田洋次監督は近年の時代劇は観ていましたがどうも人情劇は苦手だったんです。
まあせっかくテレビ放送されるなら観てみようと思ったら、これは結構良いんです。
ちょうどその頃女性を撮る連載があって彼女が寅さん好きと言うことで柴又で撮影したのもきっかけでした。
いつの時代でも素敵な女性の好きなものを、とりあえず好きになってみるw
今結局25本ぐらいは男はつらいよシリーズは観ています。
ここ半年でテレビ映画で印象に残るのは
禁断の惑星、大魔神怒る、黒部の太陽、ハスラー、昭和残侠伝 血染の唐獅子、昭和残侠伝 唐獅子仁義、昭和残侠伝 吼えろ唐獅子、世界にひとつの金メダル、戦場にかける橋、男はつらいよ 寅次郎忘れな草、プリズナーズ、スパイの妻、グリーンブック、 ドント・ブリーズ 、男はつらいよ 奮闘篇、戦う幌馬車、シルバラード 、エンド・オブ・ステイツ、新・男はつらいよ、家族はつらいよ、王になった男、八十日間世界一周 、スペシャル・フォース、斬る、ザ・アウトロー、スターリンの葬送狂騒曲、 3時10分、決断のとき、聖衣、地獄への逆襲 、 男はつらいよ フーテンの寅、南極物語、黄色いリボン、バベットの晩餐会、 無法松の一生、 ファンシイダンス、狼よさらば、暗くなるまで待って、サンダーボルト、チェイサー、山桜、花のあと、ファースター 怒りの銃弾、我等の生涯の最良の年、ほえる犬は噛まない、西部の男 、アルゲリッチ 私こそ、音楽!、カラミティ・ジェーン、プロジェクト・グーテンベルク 贋札王、男はつらいよ ぼくの伯父さん、 銭形平次 、男はつらいよ 寅次郎物語、縛り首の木、襲われた幌馬車、片目のジャック、ダーティハリー5、ダーティハリー4、ダーティハリー3、引き裂かれたカーテン、間違えられた男 、見知らぬ乗客、座頭市と用心棒、地獄の逃避行、刑事マディガン
西部劇と人情ものと、B級アクション、クラッシックと映画館やレンタルビデオで借りなさそうなものが多いです!
すごく映画の幅が広がったと思います。
こんなに純粋に映画を楽しめるようになったのは久しぶりですね。
昔小学生の頃、テレビでどんな映画か忘れましたが(多分「フレンチコネクション2」)が放送されてラストシーンの駐車場が印象的だったのを思い出しました。
自分が望んだものでなく、不意打ちのように観てしまって、心の奥に残ってしまうもの。
写真の仕事もまさにそれ、依頼されて初めて会う方を撮る。
まさに偶然というか縁というか不意打ちのようなもの。
予定調和でなくまたそれがすごく楽しい。
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今後もそんな偶然観る機会がある映画との縁を楽しみたいと思います。
12回にわたる自分の映画人生を読んでいただき感謝しています。
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最後に自分の好きな最高の映画は
タルコフスキーの「ノスタルジア」です。
ラストシーンは永遠に忘れられません。
タルコフスキーの名言を探そうとしましたが、彼は映像詩人で
絵で語っていたので、良いものがありませんでした。
なのでやはり最後は
さよなら、さよなら、さよなら。