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カメラマンの撮影現場を密着するYoutube動画「スチールの現場vo.3 都市風景写真家 新納翔」を公開

こんにちは、カメラマンの稲垣です。

カメラマンの撮影現場を密着するYoutube動画「スチールの現場」の第三弾を公開しました。

今回は都市風景写真家の 新納 翔さん

新納さんとは7年前2016年に土屋勝義さんと新納翔さんの二人写真展「築地ラビリンス」で初めてお会いしました。

ご本人の物腰柔らかいのに、本質をつく、ただものではない雰囲気と、インテリジェンスに溢れた言質。

新納さんの写真を見て築地の本質を覗き込むような深い写真で完全にノックアウトされました。

他の写真も山谷で働きながら撮ったホームレスの方々の写真など、まさにドキュメンタリー作家として活躍なさっていました。

ある意味深い闇を見るようで怖くなったのも事実です。

最近はフォトショップを使った都市風景を極端に引き伸ばした写真を発表され、表現は写真の範疇を越えています。

一体どうやって街を撮られているのか、あの変わった感性はどうようにして得られたのか知りたくなりました。

自分も最近iPhoneで街のスナップを撮っているので、何かしらスナップ撮影のヒントを得られるかもと少し期待していました。

しかしその期待は取材を開始してすぐへし折られてしまいました。

当日撮影現場は新納さんが定点観測なさっている羽田方面。

カメラは中判デジタルカメラのペンタックス645Z、画素数は5100万画素、自分のカメラはデジタル一眼で2400万画素程度なので、ほぼ2倍の画質をもつ、大きなカメラ。

そんな超高画質のカメラと、レンズは中望遠の105mm(35mm換算だと80mmぐらい)一本だけ。

シャッターは今回は2枚ぐらいですが、普段は一被写体一枚。

ものすごくストイック。

もう驚きばかりの現場でした。

ただその撮影姿勢から少し新納さんの写真を分かったような気がします。

超高画質、中望遠レンズ、一被写体一枚、違和感、輪郭、都市との対話、都市論に紐ずく写真、

そう写真テクニックだけではなく自分が裸になって(比喩ですw)真っ直ぐに(超豪速球で)対峙してこそ、街の声が聞こえるような気がしてきました。

自分もスナップを撮る時は、あっ、と思う瞬間だけ撮って、なるべく対象に真っ直ぐに向かおうと思っております。iPhoneですがw

あと一番印象に残ったのは新納さんの最後の方の発言で「写真をやっていたところで写真は上手くならない」「写真はその人の人生経験が被写体に反映されるもの」、ちょっと衝撃を受けました。いやわかりますけど、人生経験って、それが一番難しいようなw

まだ甘ちゃん自分は人間を磨くところからせねばと思いました。

都市風景写真家の新納翔さん
https://shoniiro.com
https://twitter.com/nerorism

取材後のツーショット

そして取材中、新納さんに撮っていただきました。
川縁のコンクリートの坂の上から新納さんを撮っていたら
逆に撮られてしまいました。ありがとうございます。
流石にお上手です!高画質って凄いです!




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