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趣味はと聞かれ「映画と読書と音楽です」と言うのが躊躇してしまう。映画編その4

こんにちはカメラマンの稲垣です。

趣味の映画の話です。

けど趣味と言いながら映画は自分の人生のすごく影響したものですので

映画について話すとおのずと自分のことを紹介しているようなものです。

カメラマンになるまでは写真じゃないw 映画なんです。



今まで中学の小さなテレビ、高校の映画研究部、浪人の洋画ベスト150について話しました。

なんだかシリーズ化してきましたw

今日はその後大学の話です。



高校で映画研究部の人たちと自主映画を作り、浪人時代浴びるほど名作を観ていました。

なので大学も絶対映画研究部に入ろうと、まず勉強よりも生活よりも第一に考えていました。

入学して初日に部室へ行きました。

たのも〜。

なんだか元気なやつが入ってきたなと思われたでしょうか。

その映画研究部は先輩と同級生が10人ぐらいいました。

皆良い人たちですぐに仲良くなり、その中でも数人は今でも付き合いがあります。

その時代はちょうど8mmフィルムからビデオへ移行している時代でした。

より簡単に映画が作れるようになったんです。

大学も海の近くでロケーションはバッチリです。

映画研究部の仲間たちと短編映画を作り、そして飲み会などで映画について語り合い、アパートで一緒に映画を観たり、人生で一番楽しい日々でした。

多分映画も年に300本ほど観ていたと思います。レンタルビデオ全盛期でした。

あとWOWOWに入っていたのでここもなかなか良い作品を観れました。

映画館もわざわざ東京の名画座に通っていました。

印象の残る作品はありすぎて困りますが、

ワイルドアットハート、パリテキサス、恋恋風塵、冬冬の夏休み、天国と地獄、桜の園、ミツバチのささやき、勝手にしやがれ、ストレンジャーザンパラダイス、羊たちの沈黙、グランブルー、切腹、気狂いピエロ、泥の河、飢餓海峡、サクリファイス、ターミネータ2、惑星ソラリス、七人の侍、バクダットカフェ、晩春、霧の中の風景、髪結いの亭主、紅夢、ポンヌフの恋人、クーリンチェ少年殺人事件、甘い生活、生まれてみたけれど、雨月物語、エルスルー、さよなら子供たち、ストーカー、鏡、暗殺の森、生きる、鬼火、秋日和、明日に向かって撃て、駅馬者、軽蔑、僕の村は戦場だった、恐怖の報酬、男と女、うる星やつらビューティフルドリーマー、死の棘、都会のアリス、汚れた血、マルコムX、マルメロの陽光、アンドレイルブリョフ、処女の泉、夏の遊び、クライングゲーム、少年、機関車に乗る、審判、パトレイバー2、タンゴ、獅子座、そして人生は続く、友だちのうちはどこ、ピアノレッスン、さらば、我が愛、1900年、トリコロール青の愛、地下鉄のザジ、パルプフィクション、女と男のいる舗道、スピード、大いなる幻影、レオン、暗殺のオペラ、欲望、無防備都市、去年マリエンバードで、黒い罠、恋する惑星、ガルシアの首、海辺のポリーヌ、Love Letter、シェルタリングスカイ、ノスタルジア、アマルコルド、ふたりのベロニカ、ソナチネ、トカレフ、青いパパイヤの香り、ワイルドバンチ、グロリア

が心に響いた作品でした。

特に黒澤明とタルコフスキーにゾッコンでした。来る日も来る日も関連本読んで、彼らの作品を見て、その監督が好きな先輩と永遠に語り合っていました。

映画は死ぬほど観ていましたが、やはりもう純粋に鑑賞するだけでなく、作り手として映画と付き合っていくようになりました。

ドリー、クレーン、移動撮影、2台のカメラ、照明、アフレコ、音を録りに行くなど、映画を撮ることに夢中になりました。

この映画研究部で自主映画を作っていたことが、今カメラマンになっている一番の影響だと思います。

どうやってどのような自主映画を作っていたかはまた今度。

今日はここまで。

「あなたのハートには、何が残りましたか?」

木村奈保子さんも好きでした。