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趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.034 映画スティーヴン・アンティン「バーレスク」

こんにちは、カメラマンの稲垣です。

今日は映画 スティーヴン・アンティンの「バーレスク」 (2010/米)についてです。


シェールとアギレラ出演の音楽映画。

当時すごく話題になりましたがやっとテレビ放送されて鑑賞。

サクセスストーリーとしてすごく”直球”な映画。

圧倒的なアギレラの歌唱力、シェールの存在感で素晴らしい映画として成り立っている。

一瞬お金をかけたミュージックビデオでも良いのではと思いますが、

まあこのベタなシンデレラストーリーこそがお客さんが見たいものではと思います。

いやいや、アギレラが歌うシーンは鳥肌が立ちました。

そしてシェールの歌のところは涙が止まりませんでした。



物語は田舎からスターを夢見てロスにやってきた主人公のアギレラ。

偶然入ったクラブバーレスクの華やかなステージを見て、

ここでステージに立ちたいと思い、クラブのウェイトレスから働く。

シェリーがオーナーのこのクラブは経営危機に陥っていた。

ある日代役でステージに立ったアギレラは、交代させられた踊り手の妨害で音響が通じなくなってしまう。

しかし彼女はマイクではなく、自分の生声で圧倒的な歌唱を披露する。

クラブは大歓声に包まれアギレラはスターの階段を上がっていく。



というもうどこかで見たようなあまりにもベタな物語。

ベタ過ぎてある意味安心して見られるかも。

ただ2010年の作品でここまでリアリティを廃して、この物語を作る理由は少しわかりません。

「ショーガール」や「ムーランルージュ」など似たようなクラブで働く女性の映画はあるがもう少しリアリティや暴力やエロスや芸術性などがあった。

バーレスクはセクシーな衣装を着て踊るが、暴力やエロスは皆無。

主人公のアギレラは成功して男性とも恋愛するが、良い子のままビッチにならない。

ショーガールの世界なのにクリーン。

いや多分この映画はステージ外の物語自体も夢の世界でリアリティは追い求めていないんでしょう。

ただバーレスクの光と音の世界、アギレラとシェールさえいれば。

この潔さは好きです!

好きなシーンは一人舞台裏に残るアギレラにシェールが昔話をしながらメイクを教えるシーン。

何十回も見てきただろうシーンだがやはり距離が縮まりグッとくるシーン。

メイクルームの照明も美しいですし。

今日はここまで。




君の人生は誰を選ぶかにかかっている
/「バーレスク」より









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