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インターネットの登場で救われたこと

#インターネットの登場で救われたこと

今日、そんな話になった。
ぼくはスポーツができる方でもないし、クラスの花形というわけでもない。バンドで音楽に夢中というタイプでもない。

普通、そういう人間はクラスの真ん中にいないのだけど、なんとなく人間関係で小中高とクラスでも目立つ場所にいた。
楽しかったけど、「何ができるわけでもない」という感覚がずっとあって、自分の居心地がちょっと悪かった。
腰が落ち着かない感じ。それをこじらせていたのが大学時代。

社会人になって、初めて携帯(ガラケー)を持って、携帯メールを使えるようになったのが、ぼくの初めてのインターネット。

携帯メールはテキストの場所で。
ぼくは生まれて初めて、「あ、ここはぼくの場所だ」と思えた。
テキストしかない場所。

それまで、恋人と手紙を出しあったりしていて、それはそれで好きだったけれど、テキストで人とメールを交わす感覚。手紙でもあり、会話でもあり、電話でもあり。

表現がとても難しいのだけど、「自分が自分でいられる場所と生まれて初めて出会った」という感覚は今でも覚えている。

作家やライターを目指していなくても、「テキスト」という場があることで息ができる。救われた気持ちになる。

そんな、ぼくみたいなやつはすごーく少ないだろうけど、でも確実にいると思う。それがぼくにとってインターネットと初めて出会った話で、救われた話。

という話をしたら、あまり共感は得られませんでした。笑
きっと少数派なんだなあ。

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