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ゴールデンウィークに読んだ四冊。
『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』万城目学
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恥ずかしながら未読だった万城目学の『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』をゴールデンウィークで一気読み。何者でもない奴らの青春が埃っぽい京都を行ったり来たりしていました。ワクワクするホラ話と愛すべき登場人物たちの愛すべき日々。面白かったです。
『まとまらない言葉を生きる』荒井裕樹
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“ 初鴉「生きるに遠慮が要るものか」”
とても良い本でした。
心のポケットにいつも入れておきたい。
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆
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明治から令和に至るまでの「読書事情とその背景」をわかりやすく説明してくれる新書。150年前からじわじわと進むスタイルに「この本はいったいどこに行くのだろうか…タイトル詐欺なのではあるまいか…」とやや不安に思いながら読んでいたのですが、明治・大正・昭和・平成・令和と大きな放物線を描いて今のぼくたちの時代にすとんと着地。いやはやお見事。現代への問題提起も共感します。面白かったです。
蛇足
「本が読めなくて会社を辞める」でいえば『本の雑誌社』の初代社長であり書評家でもある目黒考二がすごいですよね。大学卒業後に新卒で入社するも「働くと本が読めない」と3日で退職。その後も10社近くを同じ理由で3日で退職。このエピソードを中学時代に読んで、すげな…と感嘆した記憶があります。
目黒考二が椎名誠らと『本の雑誌社』を立ち上げた話は最高に面白いです。起業なんていうとスマートに聞こえますが、もっと無鉄砲で汗まみれな青春譚。長野の田舎で育ったぼくは「いつか本の雑誌社に入るのだ…」と胸を熱くして読んでいました。
『本の雑誌風雲録』目黒考二
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『本の雑誌血風録』椎名誠
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