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『カーディーラー接客日本一』の方から発見したこと。

カーディーラー様のWebサイト制作では店舗にお伺いして撮影することがあります。営業シーンの撮影でモデルになってくださる社員様は車メーカー主催のスタッフ技能コンテストで日本一になった方で、社内でもセールスNo.1とのことした。

すごい。

「どんな方なんですか?」とWeb担当者様に興味津々で尋ねると、仕事ができることや知識がしっかりしているのは勿論なんだけど、接客していると「この人なら信頼できるから購入しよう」と思ってくれるお客さんがとにかく多いそうで。店舗にきてすぐ決める方も珍しくないと。学びがとても多そうなのでお会いできるのが楽しみなのでした。


撮影当日

撮影当日、接客日本一になった方にご挨拶。さすがに身だしなみも立ち振る舞いも素晴らしい。でも、もっと根っこのことが知りたい。

撮影の合間に「お仕事で気をつけていることって何ですか?」とお聞きすると、「そうですね…。お客様が知りたいことや困っていることがあったら
一秒でもいいから先に察知して行動することが『おもてなし』だとは思っています」と。言葉としては分かるけれど、実感としてはよく分かりませんでした。

そうなんですねーと言葉を濁しつつ、本題の撮影へ。すると驚きの展開。

とにかく絵になる。接客シーンや立ち姿、何をどう撮っても絵になります。カメラマンが刺激されて、どんどんノッてきているのが手に取るようにわかる。通常の撮影では誰もが撮影慣れしていないので、カメラを向けるといつもの振る舞いがあやふやになってしまうのだけど、ブレることがありません。

たぶん、日本一の方の中では「接客をする」というスタイルがきちんと出来上がっているのでしょう。寿司を握る職人さんの姿や、弓道の射法八節のように。カメラを向けられても崩れることがない。すごいな…と思って見ていると、もっと驚くことが。


相手の意図を汲み取り、行動に移す力がハンパない

ふつうはカメラマンさんの「もう少し右に」といった指示に従うだけで精一杯になるのに、接客日本一さんはちがう。

  • カメラマンの意図を汲み取るのが超はやい

  • 汲み取った後の状況判断と決断が超はやい

  • 決断後の行動や周りの指示出しが超はやい

とにかく意図を汲み取るスピードと、その後の行動がめちゃくちゃ速くて、そのうえ正確なのです。

カメラマンが「こういう構図で撮りたいけど、車の位置がベストじゃなくてどうしようかな…」と悩んでると、一瞬で読み取って「車動かしますよ。すぐです」と言って、実際に動かす。

ひとつ改善後、「だったら、あのポスターもない方がよくないですか?」と提案してくる。確かにない方がいい。意図の汲み取りが正確です。「ポスター外しますね」とすぐ外す。行動がはやい。


ベターじゃなくて、ベストを実現する

やっぱり日本一はすごい…と感心しているうちに彼の中のルールに気づきました。接客日本一さんは「ベターじゃなくて、ベストを実現する」ということへの行動に躊躇がない。それがベストなら一瞬も迷わない。

「ベストがあるなら、そのために行動する」が接客日本一さんの指針で、しかも実にスマートにやるんだなあ…と惚れ惚れしながら見ていました。

最後に驚いたのが、とても視野が広いこと。撮影されてるのに、来店されたお客様がちょっと訪ねたそうなそぶりをすると誰よりも早く発見して、スッとお客様の元に行って、お聞きした要望や相談事を別のスタッフに伝えて、スッと撮影に戻ってくる。

視野が広い。

今まで、いろいろな撮影に立ち会ってきたけれど、こんな風に複合的にすごい人は初めてで。カメラマンさんとも「やはり日本一になるような人はすごい…」と頷きあいました。


『カーディーラー接客日本一』の方から発見したこと

  • 意図を汲み取る速さ

  • 状況判断と決断の速さ

  • 指示出しと行動の速さ

  • 上記を機能させるための視野の広さ

これら全てを「ベターじゃなくて、ベストを実現する」に費やしている。

とても勉強になりました。本当に。皆、この方から車買うの分かるなあ…としみじみ思いました。

『カーディーラー接客日本一』さんの印象は、その立ち振る舞いや判断の速さ、無駄の無さ、視野の広さ、スマートさなど、まるでアスリートのようでした。接客や営業職ってアスリートのようにも創造できるんだなあ…ということも発見の一つ。

こういう仕事人になりたい。


関連note

仕事は「意図」が大事。

働くことにおいて、何をやるにしても自分で意図を作れる人は強いし、学びを得られると思っています。学びがあれば成長できるし、成長できれば仕事は面白い。
意図がなければ作業だし、意図があれば仕事になる。あまり語られない


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